■仕様は本気で見た目は普通、薄く軽く“使える”ダウンが新定番!
マウンテンハードウェア
「パックダウンジャケット」(2万8080円)
都市生活でダウンを着る際には、大げさすぎず普段使いできるのが前提条件。撥水性に優れたQシールドダウンを採用し、軽く薄くコンパクトに仕上げた本作は、まさにアジャスト。もちろん保温力も文句なし。
▼ワンマイル程度ならバッグいらずの収納力
内ポケットはスマホや長財布などが余裕で収納できる大型サイズに設定。ちょっとした外出くらいならコレで十分だ。
▼高機能ダウンだから急な雨や湿気も無問題
ボディに封入されているのは軽量で撥水性にも優れた“Qシールドダウン”。濡れや湿
気を跳ね除けて保温力を発揮。
▼ポケッタブル仕様で持ち運びもコンパクト
小さく畳んで内ポケットに収めることで手の平サイズに変身。常にバッグに忍ばせておけば、いざという時にも便利。
■アウトドアのギア感を柔らかめコーデで中和
フィッシャーマンセーターに太ストライプシャツを挿し込んでメリハリをつけたら、アッパー層にも取り入れやすいコーデュロイパンツと小物で今旬の雰囲気作り。いかにアウトドア感を抑えるかがキモ。
■ミニマルなデザイン性をファブリックで際立たす
アークテリクス
「コルドバ ジャケット」(4万8600円)
素材は、温かみのある質感が都会的なデザインを引き立てるウール混紡のウォラード。防風・防水性を発揮しながらも、優れた通気性で服内部の蒸れを防ぐことによって快適なレイヤリングを約束する。
■最新技術満載のオーバーコート
アルクフェニックス
「クランクコート」(6万6960円)
ケブラー繊維を織り上げたボディに機能中綿を封入。さらに磨耗による静電気の発生を抑制する“サンダーロン”を内側に縫製するなど、見えない部分にまで最新技術が詰め込まれた1着。
■ビッグシルエットが今ドキの空気感を放つ
デサントポーズ
「チェスターダウンコート」(6万2640円)
裏地に独自に開発した発熱保温素材“ヒートナビ”を使ったダウンコート。熱接着されたポケットや止水ジップなど、機能性とデザインを両立させた細部のディテールが光っている。
■学生のイメージが強いダッフルを大人顔に
ディーベック
「メンズ エアーイン ダッフルコート」(7万3440円)
冬の定番モノが止水ジップなど機能的ディテールでモダンな表情に一変。中綿はダウン並みの保温力を誇る“プリマロフトゴールド”。裏地のボアも相まってウォーミーさに拍車をかける。
■伊生まれのプレミアムなダウン
ピークパフォーマンス
「X2 ダウンパーカー」(12万4200円)
しなやかなタッチのコットン100%生地に、柔かな羽毛を贅沢に封入。随所に配されたリブやドローコードが、袖口や裾から入る冷気を遮断し、イタリアメイドならではの洒脱さも魅力。
■インサレーション機能を搭載し常に適温キープ
ザ・ノース・フェイス
「ベントリックスジャケット」(2万7000円)
通気性とストレッチ性に優れたベンチレーションスリット入りの化繊綿を内包。これによって運動時には通気を促し、それ以外は保温性を確保。さらには表地に軽量ストレッチナイロン生地を使用しており、重ね着しても動きやすい。
■クラシカルな外観で着心地はモダナイズ
エル.エル.ビーン
「マウンテンクラシックフリース」(1万1880円)
同社アーカイブに存在したクラシカルなアノラックを参考に、適度なリラックス感のあるフィッティングと機能性を加味。環境に優しい100%リサイクル素材のソフトな仕上がりで保温性も侮れない。
■濡れず蒸れずで、快適な着心地
コロンビアブラックレーベル
「ハントハーバージャケット」(5万1840円)
優れた防水透湿性を持つオムニテックテクノロジーを採用。外部からの水の浸入を防ぐ一方で、内部の蒸れを最小限に抑え、冬場の急な天候の変化も問題なし。フードは着脱自在。
■雨にも火にも“負けない”1着
スノーピーク
「FR レインジャケット」(4万1040円)
FR(=ファイヤー・レジスタンス)の名が示すように、難燃性繊維“アラミド” を配合した素材を表地に用いた3レイヤーのレインジャケット。焚き火シーンを想定した機能だが、優れた蓄熱性は街使いでも有効。
■ダウンなのに気楽でシャツ感覚
ホグロフス
「テルバリー ダウンジャケット」(2万9160円)
高品質な天然ダウンと機能性化繊素材を部位に応じて使い分けることで、シャツ感覚で着られる薄手のダウンジャケットが完成。シックな色合いで合わせやすく、レイヤリングの強い味方。
■新定番の理由
一部のファッション好きの間では確立されていた〈アウトドア〉というファッションジャンルが、昨今の“楽なのにオシャレ”に注視したアスレジャーブームなどの影響で、さらに市民権を得た感があります。そこで今回は、アウトドアウエアの本質である“機能的で快適”な部分にフォーカスして “毎日でも着られる服=エニーウエア”と新たに定義しました。
素材としてはウールなどの天然素材が気分。その上でよく伸びたり乾きが早かったりと、ファンクション性に特化していればなおよし。もちろん最新の機能素材もアリですが、その際は街に馴染むデザインが基本。アウトドア&スポーツブランドのファッションラインや機能的ファッションを得意とするアパレルブランドなど、選択肢も増えていますし、新定番を見つけるという意味でも注目してみてはいかがでしょうか。
アウトドアスタイリスト 近澤一雅さん
モノ系雑誌全般において、アウトドア関係の企画や特集のスタイリングを数多くこなし、本格的な登山系を再確認しつつ盛り上げたい一心
本記事の内容はGoodsPress12月号30-33ページに掲載されています
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(取材・文/ TOMMY 写真/江藤義典 スタイリング/近澤一雅 )
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