■新4K衛星放送を見るならこの機器で!
▼高精細な4K放送を有機ELでさらに美しく
東芝
「REGZA 65X920 65V型」(実勢価格58万円前後)
新世代の有機ELパネルや新映像エンジンを採用し、画質を強化。4K放送や地デジの番組を、ノイズを抑えて高画質化する機能も備える。Googleアシスタントでの操作にも対応。
▼高音質も魅力の液晶最上位モデル
東芝
「REGZA 55Z720X 55V型」(実勢価格19万円前後)
新4K衛星放送に対応した液晶テレビのフラッグシップ。高コントラストIPSパネルやタイムシフトマシンなど、REGZAならではの技術が充実。重低音に注力したバズーカスピーカーも内蔵。
▼AIのアシストで4K放送を満喫
シャープ
「AQUOS 4K 4T-C60AN1 60V型」(実勢価格30万円前後)
新映像エンジンや黒を強調する液晶パネルで高画質を追求。4Kチューナーを2基備え、BS4K視聴中に別売りHDDに裏番組録画できる。 Googleアシスタントに対応。
▼手軽に視聴したい人向けの45V型
シャープ
「AQUOS 4K4TC45AL1 45V型」(市場想定価格16万7000円前後)
AN1同様の高画質をより身近に楽しめる45V型モデル。2ch2スピーカーを内蔵し、音質も強化。“COCORO VISION”やGoogleアシスタントにも対応する。12月22日発売
▼4K録画も再生も1台で完結
三菱電機
「REAL 4K LCD-A58RA1000 58V型」(実勢価格36万7000円前後)
2TBのHDDとBDレコーダーを内蔵し、4K放送を視聴しながら裏番組録画が可能。新映像エンジンで色再現性を高めつつ、広色域パネルで鮮やかな映像を映し出す。自動録画機能も充実。
▼便利なリモコンで快適視聴
三菱電機
「REAL 4K LCD-A58XS1000 58V型」(実勢価格30万9000円前後)
RAシリーズ同様の高画質技術を備えつつ、番組録画を外付けHDDに対応させたモデル。画面の左右約40度回転や、裏番組の簡単チェックができる便利なリモコンが付属する。
■既存の4Kテレビと組み合わせる
<チューナー内蔵レコーダー>
▼多彩なコンテンツに1台で対応
パナソニック
「おうちクラウドディーガDMR-SUZ2060」(実勢価格11万8000円前後)
2TB HDDを搭載し、新4K衛星放送の視聴・録画に加えて、音楽や写真、動画の保存・再生にも利用可能。4K UHD BDの再生や、NetflixやAmazon Prime Videoなどの映像配信サービスにも対応する。
▼大容量HDDでたっぷり録画
シャープ
「AQUOS 4Kレコーダー 4B-C40AT3」(実勢価格15万1000円前後)
4TB HDDを搭載し、最長約262時間の4K番組録画が可能。録画番組は外付けHDDやBD-R/REに4K画質でダビングできる。4Kテレビ向けの高精細番組表も用意。4K UHD BDの再生にも対応する。11月24日発売
<外付けチューナー>
▼ダブルチューナーで裏録もOK
ソニー
「DST-SHV1」(実勢価格5万9000円前後)
新4K衛星放送対応のチューナーを2基備え、別売りのUSB HDDを接続してBS4Kの裏番組録画が可能(2番組同時録画は非対応)。地上/BS/110度CSチューナも各2系統装備する。BS4K放送対応HDMIケーブルが付属。
▼多彩なHDMI信号を柔軟に出力
東芝
「TT-4K100」(実勢価格4万円前後)
新4K衛星放送対応チューナー1系統と、地上/BS/110度CSチューナも各2系統を搭載。別売のUSB HDDによる録画にも対応。4K表示用の高精細番組表も用意する。接続するテレビに合わせて最適なHDMI信号を出力する機能を備える。
■いよいよ12月から放送スタート!
テレビで視聴する4Kコンテンツといえば、ネット配信の動画やUltra HD Blu-rayの映像ソフトなどがすでに広まりつつある。これに対して、この冬スタートする新4K8K衛星放送はNHKや主要な民放キー局、スカパー!などが参加。総務省が推進し、2020年の東京五輪中継も予定されるなど、大規模な放送サービスとして展開される。12月の放送開始に合わせて、テレビやレコーダーなどの対応モデルも続々と登場。AVライターの折原一也さんも、これらの機器の普及に注目している。
「テレビに関して言えば、12月時点では3社の製品のみですが、来春には他社からも対応モデルが登場するはず。今後は4K放送対応モデルが、スタンダードになっていくでしょう」
すでに4Kテレビを持っている人も、外付けの機器を使えば視聴できるようになる。
「ただし、テレビ側のHDMI入力端子やアンテナの種類を確認する必要があります。これらをクリアしていれば、自宅で視聴できる高精細な4Kコンテンツが一気に増えます!」
AVライター・折原一也さん
オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などで、デジタルAV機器のレビューをはじめ多彩な記事を執筆。海外の展示会などにも意欲的に足を運ぶ。 2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員
■新4K衛星放送の基礎知識
Q1.そもそもどんな放送なの?
A1.衛星を用いた高精細な「基幹放送」としてスタート
新4K8K衛星放送は、従来のBSと110度CSで使われていた衛星放送を使い、4Kと8Kの高画質映像を送信するサービスだ。地デジの画素数が約200万画素なのに対して、4Kはその4倍となる約800万画素と超高精細。一部機器のみ対応する8Kはさらに高精細な約3300万画素となる。さらに広色域化や60p化など多彩な高画質技術が用いられる。
Q2.今までと同じパラボラアンテナで受信できる?
A2.大半はOKだが、一部は新型アンテナが必要
従来の衛星放送同様に新4K8K衛星放送も基本はパラボラアンテナを使用。ただし、新4K衛星放送は電波の送出方法が「右旋」と「左旋」の2種類あり、対応する放送局が異なる。右旋は従来のBS/110度CS衛星放送と同じ方式なので、既存のアンテナをそのまま使えるが、左旋対応局を見るには新型のアンテナを設置する必要がある。
Q3.どんなチャンネルがあるの?
A3.映画からショッピングまで10チャンネル以上を用意
12月1日から始まる4K衛星放送は、全16チャンネル。さらに8K放送も1チャンネルがスタートする。NHKや民法キー局は、自然や音楽、スポーツ、歴史、ニュースなどからなる総合編成。さらにショッピング情報や映画・ドラマを放送するチャンネルもあり、バリエーション豊かなコンテンツが揃う。2019年12月にはBS日テレもスタートする。
<新たに開設される4K8K放送チャンネル>
【BS右旋対応チャンネル】
BS朝日(総合編成) BSジャパン(総合編成) NHK SHV 4K(総合編成) BS-TBS 4K(総合編成) BSフジ(総合編成)
【BS左旋対応チャンネル】
ショップチャンネル(ショッピング番組) QVC(ショッピング番組)
映画エンタテインメントチャンネル(映画) NHK SHV 8K(総合娯楽)
【110度CS左旋対応チャンネル】
スカチャン4K 1-8チャンネル(総合娯楽)
Q4.どんな機器で視聴できるの?
A4.チューナー内蔵4Kテレビか外付け機器が必要
アンテナかケーブルテレビなどで受信環境が整ったら、あとは対応テレビなどを用意すればOK。チューナー内蔵テレビなら単体で視聴でき、チューナー非搭載の既存の4Kテレビでも外付けチューナーやチューナー内蔵レコーダーと接続すれば視聴可能。ただし、テレビ側のHDMI入力端子がHDCP 2.2と4K/60Hz入力に対応している必要がある。
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本記事の内容はGoodsPress12月号56-57ページに掲載されています
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その4Kテレビ、チューナーは「新4K8K衛星放送」対応になってる?
BS・CSの4K8K衛星放送って専用チューナーがないと見られないって知ってた?
(取材・文/高橋智)
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