音のプロが判定!完全ワイヤレスイヤホン次世代本命5選【男の道楽モノ新定番100】

■スイミングでもジョギングでもアクティブシーンでガンガン聴ける!

SONY
「WF-SP900」(価格2万9000円前後)

 

4GBのメモリーを本体に内蔵し、本機単体で音楽などが楽しめる。軽量薄型設計で高い装着性を実現。耳孔だけでなく、耳のくぼみにもしっかりフィットするイヤピース、アークサポーターは3種類から選択可能だ。

SPEC DATA
・連続再生時間:3時間
・Bluetooth規格:4.0
・コーデック:AAC・SBC
・防水・防塵:IP68相当

WF-SP900のココがイイ!

▼プールはもちろん海でも泳ぎながら音楽が聴ける!

単体で音楽が聴けるのに加え、IP68相当の防水防塵性能を備えているので、スイミング時にも音楽が楽しめる。海での使用も可能だ。

▼最大3回分を充電可能なコンパクトな専用ケース

 

ケースに収納すれば約2.5時間でフル充電され、連続再生時間は約3時間。ケースでは、最大3回分もの充電が可能だ。

山本敦さんのSound Check!

 

抜けがいいのに芯が強く、しなやかなサウンドです。イヤピースは外音を取り込めるよう、適度に音抜けするので、低音再生を強化したい場合はアプリと連動させてEQ機能で調整しましょう

 

 

■オーディオブランドが誇る本気の高音質技術を注入!

audio-technica
「ATH-CKR7TW」(実勢価格2万9000円前後)

径11mmのダイナミックドライバーを搭載。高音質コーデック「aptX」にも対応するなど、ワイヤレスとは思えない音質の良さが魅力。付属の3Dループサポート使えば、激しく動いても耳にフィットし続ける。

SPEC DATA
・連続再生時間:6時間
・Bluetooth規格:5.0
・コーデック: aptX・AAC・SBC
・防水・防塵:無し

「ATH-CKR7TW」のココがイイネ

▼ケースとの併用で最大15時間も使える!

本体だけで6時間の再生が可能。さらにケースで充電すれば最大約15時間も音楽再生できる。3段階のLEDで電池残量を把握可能だ。

▼高音質技術が詰まったDAC、アンプ、振動板

デジタルデータをアナログの “音”に変換して増幅するDACとヘッドホンアンプにこだわった。高レスポンスな振動板も備えている。

山本敦さんのSound Check!

クリアでバランスの良いプレミアムなサウンドが堪能できます。音の輪郭がシャープに描かれる印象です。低音は変に強調されることなく、長時間でも疲れずに聴いていられますよ

 

 

■AlexaやSiriも呼び出せてナチュラルなサウンドも楽しめる

Jabra
「Jabra Elite Active 65t」(実勢価格2万7000円前後)

マットなコバルトブルーの本体に、物理ボタンのカッパーがアクセントとなった北欧デザインでスタリッシュなイヤホン。4つのマイクを搭載し、通話性能が非常に高い。15分の充電で最大1.5時間の使用が可能だ。

SPEC DATA
・連続再生時間:5時間
・Bluetooth規格:5.0
・コーデック:SBC・AAC
・防水・防塵:IP56

「Jabra Elite Active 65t」のココがイイネ

▼ケース併用で最大約15時間も使用可能に

本機と充電ケースの併用で最大15時間の使用が可能。1度の充電は約2時間。ケースサイズはW51×H26.5×D72mmとコンパクト。

▼AlexaやSiriなどと瞬時に接続できる

スマートフォン内のAlexaやSiri、Googleアシスタントなどに接続でき、各種検索やメッセージの読み上げなどを音声で得られる。

山本敦さんのSound Check!

むやみな強調感がなく、音楽の細部へ自然に入り込めます。中高域が柔らかく、リラックスしながら聴けるサウンドです。アプリのEQ機能を使って好みのバランスに追い込めるのも嬉しいです

 

 

■イヤーピースの左右の確認が不要など、面倒だった使い勝手を大幅に改良

EARIN
「EARIN M-2」(実勢価格3万1000円前後)

NFMIをベースにしたMiGLOテクノロジーを搭載。さらにデュアルアンテナ設計も採用するなど、徹底した音飛び対策を備えている。片耳3.6gと軽く、コンパクトで遮音性が高く、しっかり耳にフィットする。

SPEC DATA
・連続再生時間:4時間
・Bluetooth規格:4.2
・コーデック:AAC・SBC・aptX
・防水・防塵:IP52

EARIN M-2のココがイイネ

▼イヤピースの左右を確認する必要がない!

内蔵センサーが左右の耳のポジションを自動検出し、装着前のL/Rの確認が不要。外側をタップして再生や停止などの操作が可能だ。

▼所有欲を高めるメタル製の専用ケース

メタル製のケースが所有欲を高めてくれる。本体の充電が3回可能で、最大15時間の音楽再生を可能にする

山本敦さんのSound Check!

どんな音楽再生にも合わせられる、ニュートラルなバランスです。解像度も高いです。 初代のEARIN M-1に比べると低音の力強さやスピード感がアップしています

 

 

■プレミアムイヤホンメーカー初の完全ワイヤレスが日本上陸

RHA
「TrueConnect」(実勢価格2万1000円前後)

RHA社初の完全ワイヤレスイヤホン。6mmのダイナミックドライバーは没入感ある繊細なサウンドを実現。ステム部にはBluetooth5.0のアンテナを内蔵し、安定したサウンド伝送を可能にする。

SPEC DATA
・連続再生時間:5時間
・Bluetooth規格:5.0
・コーデック:SBC
・防水・防塵:IPX5

※本誌取材時は未発売のため、山本さんのレビューはありません

 

■完全ワイヤレスは進化が著しい!

イヤホンの1つのカテゴリーとして定番化してきた「完全ワイヤレスイヤホン」。当初は、左右イヤピースの接続が切断されたり、音質がいまひとつだったりと、不満が多かった。

「今では接続性も安定してきました。ハイレゾ相当とも言えるくらい、高音質でのワイヤレスリスニングが可能です。各モデルで音の特性も違い、自分好みの音を見つける楽しさも出てきましたね」

そう太鼓判を押すのが、数多くのポータブルプレーヤーやイヤホンをレビューしてきたオーディオライターの山本敦さん。

「そうした基本性能を向上させつつ、防水性能を高めたモデルや、AIアシスタントと連携するモデルなど、選択の幅が一気に広がってきました」

さらに、オーディオの中でも最も進化が著しい新カテゴリーとして、今後も様々な試みが期待できそうだという。

「AIアシスタントとの連携もそうですが、例えば心拍センサーを搭載することも考えられますよね? オーディオ全体の進化の旗振り役として、いろんな機能を搭載していってほしいですね」

 

オーディオライター・山本敦さん
オーディオ・ビジュアル専門誌での編集・記者職を経て、現在はフリーランスのライターとして活動。主にポータブルオーディオでの最新製品のレビューに定評あり

 

 

>> 男の道楽モノ新定番100

本記事の内容はGoodsPress12月号54-55ページに掲載されています

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(取材・文/河原塚 英信 写真/下城英悟)

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