■今回の相棒!
スズキ
「Vストローム250」(60万2640円)
街中はもちろん、ワインディングや高速道路など、どんなシチュエーションでも楽しく走れるアドベンチャーツアラー。エンジンは扱いやすさとパワフルさの両立のため徹底的に分析し、低中速域のトルクを重点的に高めている。ABSモデルも用意。
SPEC DATA
・全長×全幅×全高:2150×880×1295mm
・シート高:800mm
・装備重量:189kg
・エンジン種類:水冷4ストローク2気筒SOHC
・総排気量:248cc
・最高出力:24ps/8000rpm
・最大トルク:22N・m/6500rpm
・燃費:31.6km/L(WMTCモード値)
※クラス2、サブクラス2-2、1名乗車時タイヤサイズ:110/80-17(F)、140/70-17(R)
■スズキ「Vストローム250」と箱根路へ!
■「Vストローム250」のココがイイ!
その1:大型スクリーンで疲れ知らず
250ccとは言え、高速道路を含めた長距離ツーリングでも身体がラクだったのは、このスクリーンのおかげ。
その2:電源も確保できナビも使える
DCソケットの電源を備え、付属品があればスマホなどを充電できる。ナビやGPSの後付けも可能。
その3:キャリア&サイドパニア積載
250ccクラスながらハードタイプのサイドパニアのマウントが付いていて、荷物が多くても安心。
その4:ナックルガードは手の守り神
意外と大事なのがナックルガード。冬の寒さを軽減し、枝葉から手を守り、転倒時のレバー折れを防いでくれる。
その5:17Lの大容量タンクは異次元
大型ツアラーと変わらない大容量タンクで航続距離が長く、燃費も良好。長距離ツーリングの安心にも繋がる。
■250ccアドベンチャーがツアラーの代わりに
ツアラーも確かに良いが、日帰り程度のツーリングであれば “トゥーフィフティー”(250cc)のアドベンチャーも同じくらい良い。軽量で取り回しがラクな上、アップライトなポジションはツアラー同様疲れにくい。さらに燃費も良く、維持費の面では税金面も含めトゥーフィフティにアドバンテージがある。数日に渡る超長距離ツーリングであれば大排気量ツアラーが一番だが、片道100kmくらいならむしろ分があると、スズキの「Vストローム250」とともに箱根を走り、それがよく分かった。
特にスクリーンの優秀さは際立っていて、高速道路の走行ではとにかく身体への負担が少なかった。大排気量車であってもスクリーンがないと疲労度は一気に増すが、フォルムを崩さない小ぶりなスクリーンでありながら、その高い効果に驚いた。
今回は日帰りだったのでトップケースやサイドパニアを装着しなかったが、相当な量の荷物が積めるので、キャンプツーリングも試してみたいところ。未舗装路のフラットな林道であれば、きっと「Vストローム250」の範囲内。そう思うと、今後のトゥーフィフティーアドベンチャーは、ツアラーに代わるツーリングのスタンダードになる可能性を秘めていそうだ。
山下晃和
本業はファッションモデル。2輪雑誌に連載を持つライターとしても活動中。普段はオフロードバイクに乗っていて、林道やキャンプが大好物。林道日本一周走破、台湾、ハワイを走ったことも。日本屈指のタイヤオタク
>> 男の道楽モノ新定番100
本記事の内容はGoodsPress12月号64-65ページに掲載されています
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(取材・文/山下晃和 写真/山岡和正)
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