まるでビデオカメラ!明るいレンズで夜間も強いハイスペックモデル【最強ドラレコ診断①+用語ガイド】

■F1.8の明るいレンズを採用! 後方カメラもフルハイビジョン対応

ケンウッド
「DRV-MR740」(実勢価格:3万4000円前後)

【SPEC DATE】
●液晶サイズ:2.7インチ
●microSD:16GB付属
●フレームレート:27.5fps
●駐車時記録:オプション対応
(車載電源ケーブル「CA-DR150」(別売り)が必要)
●視野角:(前)水平100度 対角111度
●視野角:(後)水平100度 対角111度
●GPS:○
●画像補正:HDR

【総合評価】 
画質:★★★★★ 画角:★★★★ 操作性:★★★★★
設置性:★★★★ 多機能性:★★★★★

▲Front

▲Rear

 

本体、サブカメラともケンウッドらしい洗練されたデザイン。本体側面の2本のケーブルを並べて綺麗に取り付けられるのも嬉しい。

▲同時にリリースされた「DRV-MP740」(実勢価格:3万7000円前後)。本体スペックは「DRV-MR740」と共通だが、サブカメラは室内撮影用で前面に赤外線LEDを搭載

 

 

【CHECK1】操作

▼操作ボタンが大型で押しやすく細かい設定もラクに行える

操作ボタンは大型で、本体の右側面に並べられている。画面の端にキーの役割が表示されているのも親切だ。

【CHECK2】設定

▼カメラ位置調整

画像認識技術により、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告などの運転支援を行う。リフレッシュ通知やエコドライブ表示も搭載。

▼ファイル再生

背面ディスプレイは2.7インチと比較的大型のため、映像再生も快適だ。記録ファイルには常時録画のほかイベント録画や駐車録画がある。

▼解像度設定

記録解像度は前後カメラともにフルHDとHDから選択できる。明暗差を自動補正する機能、HDRも備えている。

▼駐車モード設定

別売の車載電源ケーブル「CA-DR150」を利用すれば最大24時間の駐車監視録画を実現。駐車中の衝撃や動体に反応して作動する。

【CHECK3】画質

▼不満のないクリアな映像を記録できる

▲前方画像

▲後方画像

前後ともフルHD画質による記録ができ、シャープで美しい映像を実現している。明るさ、鮮やかさも十分で不満なポイントは見つからない。専用ビュワーソフトはMac用をそろえているのも親切。

▼逆光や明暗差の激しい場所でも鮮明!

逆光でも画面全体が真っ白に飛ぶこともなく、信号の色や対向車のナンバーが確認できる。信頼性抜群だ。

明暗差を補正するHDR機能(フロントカメラのみ)によってトンネルの出口でも安定した映像を捉える。

 

■2年連続ドライブレコーダー販売数1位を獲得したヒットメーカーの最新作

ケンウッドは2016年度、2017年度と2年連続でドライブレコーダーの販売数1位を獲得。そして満を持してリリースする同社初の2カメラ型モデルが「DRVMR740」だ。
シンプルかつスタイリッシュな本体にリア用のサブカメラを組み合わせた2ピース構成で、車種を選ばず同社のドライブレコーダーは高画質に定評があるが、このモデルでも画質にこだわったスペックを搭載。

カメラは2台ともに200万画素の1/2.7型CMOSセンサーを搭載し、フルHD(1920×1080)画質による記録が可能。また、F1.8という夜間にも強い明るいレンズを採用し、白飛びや黒つぶれを押さえるHDR(フロントカメラ)も搭載。JVCがビデオカメラの開発で培った技術やノウハウを投入している。

写真を見てもらえばよくわかるが、すみずみまでくっきりとしていてコントラストが高く、まるでビデオカメラのようなクオリティを誇る。フルHDモデルとしては業界トップクラスと言えるだろう。これはフロントだけでなく、リヤも同様だ。記録映像の再生はPC向け専用ビュワー(Windows用、Mac用それぞれあり)でも行え、前後の記録映像を同時に見られるだけでなくGPS、Gセンサーによる情報も確認でき、YouTubeへのアップロードも行える。

また、使い勝手に優れているのも大きな特徴で、本体側面の操作キーと背面の2.7型ディスプレイによって快適なコントロールが可能。操作キーはサイズが大きいうえに役割が画面に常時表示されているため機械が苦手な人でも迷わず扱える。

同社の従来機でも好評の「前方衝突警告」「車線逸脱警告」「発進遅れ警告」などの運転支援機能も搭載し、画面と警告音で注意を促す。さらに長時間運転を知らせる「リフレッシュ通知」、エコドライブを心がけられる「エコドライブ表示」、時刻や速度を表示する「情報表示モード」なども備えている。

【次ページ】知っておきたいドラレコ用語

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