■一口食べて、そのもっちりした甘さに衝撃を受けた
象印の炊飯器といえば日本の伝統工芸である南部鉄器を内釜に採用した象印マホービンの「南部鉄器 極め羽釜」が有名で、高級炊飯器ブランドとして地位を築いてきたが、今年はそのブランドをあえてやめたことに驚いた。南部鉄器の代わりに登場したのが「炎舞炊き」だ。
3つの底IHヒーターが独立制御できるローテションIH構造で、複雑な対流ができるようになり、高温の熱をお米一粒一粒に伝えられるようになっている。炊きたてのごはんはふっくら粒立っていて、つややか。口に入れると弾力があり、甘みも強い。冷めてももちもちで、おにぎりにしても美味しい。
今年発表された炊飯器の中では、一番感激したモデルだ。お手入れの面では、内釜が軽くなったことが注目すべきポイント。極め羽釜は約1.8kgもあって洗うときに重かったのだが、アルミやステンレスを採用したことで、約1.2kgまで軽量化している。前モデルは重くて日常使いはいまひとつだったが、使い勝手の点でも改善されている。
■スペシャルティコーヒーを楽しむなら、このコーヒーメーカー
少し贅沢をして高級なスペシャルティコーヒー豆を買ったときは、淹れる際に失敗したくない。我が家がそんなスペシャルティコーヒー用として信頼しているコーヒーメーカーがある。味と香りへの影響が少なく、豆本来の風味・甘みを味わえる純金コーティングメッシュの「Coresゴールドフィルター」が標準装備された「GRAN Drip」だ。
このコーヒーメーカーで淹れると、豆本来の香りやコクを楽しめる。スペシャリティコーヒーを飲むときはグラインダーでゆっくりと豆を挽き、「GRAN Drip」でコーヒーを淹れて特別な一杯を楽しむようになった。
ステンレスサーバーは保温性高い二重構造で、淹れたての美味しさを長く保つ。リビングや部屋にサーバーを持ち運べば、どこでも温かなコーヒーを楽しめるので便利だ。豆を挽くミルは搭載されていないが、濃さを調整ができ、タイマー機能も搭載されている。約1.5万円と比較的買いやすい価格で満足度も高い。
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(取材・文/石井和美)
フリーライター・家電プロレビューアー。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。