<[特集]2018年を振り返る【バイク編】>
2018年のバイク業界を漢字一文字で表すとすれば「戻」がふさわしいでしょう。
時代を巻き戻すネオクラシック人気がさらに高まったこと。厳しい環境規制を前に生産中止を余儀なくされたモデルが再びマーケットに戻ってきたこと。そして安全性を高めるための技術革新が進み、二輪の世界に戻る、いわゆるリターンライダーを優しく受け入れてくれるモデルが増えたこと。これらがトピックとして挙げられるからです。
また、ここ数年の国産メーカーはさまざまな規制によって停滞傾向にありましたが2018年は一転。トラディショナルなモデルから近未来的なモデルまで垣根なくラインナップされる、その伸び伸びとした雰囲気も印象的でした。
2019年以降は電動バイクがひとつのトレンドになっていくでしょう。ハーレーダビッドソンを筆頭に、いくつかのメーカーは騒音や排ガス問題から解放されたハイスペックなスポーツモデルを発表しています。バイクに対する世の中の印象が大きく変わっていくことを期待しています。
では、2018年に発売された新モデルの中から、注目の5車種をご紹介しましょう。
【次ページ】新スーパーカブはネオクラシック指折りの完成度!▶
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