■薪ストーブがあると家族や友人が自然と集まってくる
アウトドア好きが憧れる家といえば、薪ストーブのあるログハウスではないだろうか。そんな理想の家で暮らす川辺さんに、薪ストーブ生活の様子や、その魅力について聞いてきた。そこには温もりのある暮らしがあった。
薪ストーブ生活を送る川辺央士さんは、キャンプや登山を始め、トレイルランやトライアスロンまでこなすアウトドア派。さらに自宅にある木製家具のほとんどを自作するD.I.Y.マスターだ。そんな川辺さんが薪ストーブのある暮らしに辿り着いたのは必然とも思えるが、7年前に家を建てるまではまったく頭になかったという。
「多くの住宅展示場に足を運びましたがあまりピンとこなくて。そんな中、BESSの家のログハウスを見たときに、シンプルさに衝撃を受けました。自由度が高いので、住んでいるうちに自分の感覚が変わっても、家族構成など環境や状況が変わっても、それに合わせて家をイジることができるんです」
BESSの家は薪ストーブと相性が良いため、導入することを決めた。ここから薪ストーブのある暮らしが始まった。最初は本当に暖かいのか半信半疑だったそうだが、実際に使ってみて快適さに驚いたという。
「薪ストーブだけで吹き抜けの家全体が暖かくなって、しかもその暖かさが持続します。冬でも、夜に薪をくべてから寝れば朝まで暖かいので、もう羽毛布団や毛布は使っていません」
着火や操作も簡単で、今では奥様のほうが「扱いがうまい」と話す。暖をとるだけでなく、パンを焼いたり塊肉を焼いたりと、オーブンとしても大活躍。子どもたちは焼きマシュマロを楽しんでいるとも。
「暖かいのはもちろんですが、炎を見ているだけでも心地良い。薪ストーブがあることで、家族も友人も自然と集まってくる、そんな家になりました」
川辺央士さん
現在の家を建てたことで、アウトドアやD.I.Y.は趣味ではなく生活の一部に。薪集め、薪割りなど非日常だと思っていたことも、今では当たり前の光景になったという
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(構成・文/津田昌宏 写真/宮前一喜 取材協力/ BESS(アールシーコア)https://www.bess.jp/)
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