ホンダのCBシリーズというと、大排気量の4気筒モデルを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は現行のCBシリーズには125ccや250ccモデルもラインナップされています。また、シリーズの源流となる「ベンリイ CB92スーパースポーツ」の排気量は125cc。それ以降も魅力的な小排気量モデルがそろっていました。CBシリーズの小排気量モデルを振り返りながら、現行モデルの魅力に触れてみましょう。
■小排気量でも手を抜かない作りで人気モデルに
CBシリーズの現行モデルには3つの系統があることは、以前の記事でも触れました。
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しかし現在シリーズの中心になっているのは“ネオスポーツカフェ”の系統。「CB1000R」「CB650R」「CB250R」「CB125R」の4車種がラインナップされており、排気量も125cc〜1000ccまで幅広くカバーしています。
排気量の大きい「CB1000R」と「CB650R」は4気筒ですが、小排気量の「CB250R」と「CB125R」は単気筒。ただし、スタイリングのイメージは共通で、エンジンやマフラー、タンクなどの重量物を車体の中心近くに配置することでマスの集中化を図り、シートやLEDのライトなどはコンパクトに抑える設計はすべてのモデルに通底しています。
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