富士登山装備の選び方<防寒小物&UV対策ギア編>【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】

【UV対策ギア選びのポイント】

(1)帽子は防寒用とは別のものを用意
(2)サングラスはUV対策を万全に

「富士登山の最中というのは、気温が低いこともあって思わず忘れてしまいがちなのですが、実は富士山は日本で最も標高が高い分、太陽に近い場所であり、相応に紫外線も強いんです。特に晴れた日の昼間は、UPFの高い日焼け止めを塗っておくのはもちろんですが、肌の露出は極力避け、 UVカット加工が施されたアイテムを身に着けるべきですね。

帽子は、防寒用のものとは別に、紫外線対策用を持参した方がいいでしょう。またサングラスは、登山専用のものというのはありませんが、UVカットがしっかり施されているものがベスト。いわゆるファッションサングラスはおすすめできません。あと、暑い時に半袖になられる方には、アームカバーの装着をおすすめしています」(銀座好日山荘 ストアマネージャー石坂修さん)

 

■山頂は日本で一番太陽に近い場所!UV対策ギアで肌・目のダメージを防ぐ

<目をカバー>

▼曇らずズレない最高峰モデル

オークリー
「レーダーEVアドバンサー」(2万8000円~3万7000円)

大型レンズが上や横方向からの紫外線を遮ってくれるオークリーの最新モデル。独自の “アドバンサーテクノロジー ” は、タフな環境でもレンズの曇りを抑制。激しい上下動でもズレない優れたフィット感を実現している。

▲アドバンサーはプリズムスポーツ、プリズムエブリデイ、スタンダードの3シリ ーズで構成。基本機能はすべて同様だが、フロントとレンズのカラーは用途に合わせて選べる

 

<顔・首をカバー>

▼晴れにも雨にもマルチに対応

マーモット
「ゴアテックスハット」(8100円)

“ゴアテックス パックライト” 素材を使用した、防水透湿性に優れたハット。UPF50+の高いUVカット機能を備えているので、雨天時のみならず、晴れた紫外線の強い日にも活躍する全天候型アイテムだ。全5色を展開

 

<顔・首をカバー>

▼収納しやすい折り畳み式

アウトドアリサーチ
「レイダーポケットキャップ」(4212円)

スタイリッシュな見た目ながら、UPF50+の日焼け防止効果を備えたキャップ。表面素材には、通気性と速乾性に優れた “サプレックスナイロン” を使用。ヘ ッドバンド部分は吸水性に優れ、頭部をドライに保つ。全6色を展開。

▲折り畳み式のブリムを採用しているので、使わない時はコンパクトに。パンツのポケットなどにも気軽に収められる

 

<腕をカバー>

▼汗を利用して腕を冷やす!

コロンビア
「フリーザースリーブ」(3132円)

汗を利用し、生地自体の温度を下げる “オムニフリーズゼロ” により、腕を素早く冷却してくれるアームスリーブ。 吸水速乾効果に加え、UVカット加工も施されているので、常に快適な着け心地を実現。全5色をラインナップ。

▲小さな青いサークルが冷却材。「紫外線対策で腕を隠したいけれど、暑いので長袖は着たくない」という時などに重宝する

 

>> 特集「富士山とフェスと旅の便利道具」

本記事の内容はGoodsPress7月号48-49ページに掲載されています

[関連記事]
富士登山 装備の選び方<ベースレイヤー+シャツ&パンツ編>【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】

富士登山装備の選び方<ミドルレイヤー編>【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】

富士登山装備の選び方<アウターレイヤー編>【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】


(文/まついただゆき 写真/下城英悟)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする