フェスで頼れるのは大容量の“デカタイヤ”ワゴンだ!【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】

■ワゴンを選ぶなら4点収束式を

フェスではクルマとテントエリアを何往復もできないため、ワゴンは第一に耐荷重など積載力が重要。同時に悪路走破性にもこだわって選びたい。ワゴンは小石だらけの道やデコボコの道、雨が降っていたらぬかるみの中を引っ張ることになる。

細くて小さなタイヤだと石やヘコミを乗り越えられずかなり苦労するからだ。とくにビーチフェスに参戦するつもりなら、砂に埋まりにくいタイヤか、太いタイヤのワゴンを選んでおいた方が安心。

また、期間中は盗難防止のためワゴンをテントなどに入れておくことになる。そこで、邪魔にならないようコンパクトに畳めて自立できる4点収束式がオススメ。天板付きならテーブルとして使うこともできる。

【ワゴン選びのポイント】

(1)何往復もできないので積載性を最重視
(2)不整地にも強いタイヤがついたものを
(3)4点収束式が使いやすい

 

▼デザインと機能性を両立した高機能ワゴン

ノルディスク
「Cotton Canvas Wagon」(3万1320円)

分厚いキャンバス生地を採用した、ノルディスクならではのワゴン。車輪が大きくて太いのでフェスの移動にありがちな砂利道や不整地などでもわずかな力で引っ張れ、ハンドル操作も楽。耐荷重:約100kg

▲厚めのキャンバス生地を採用。強度のある素材なのでやぶれなどを気にせず載せられる

 

▼大型なのに簡単設計!全面メッシュで夏も快適!

コールマン
「アウトドアワゴン」(1万3549円)

ワゴンの便利さを世にしらしめた立役者で、フェスでもよく見かける定番。約40cm×約18cmとコンパクトに折り畳め、タイヤにはストッパーがついているのでテントエリアに置きやすい。耐荷重:約100kg

 

▼汚れた荷物も気にせず積める洗えるワゴン

DOD
「フォールディングキャリー ワゴン ウォッシャブル」(実勢価格:1万5000円前後)

本体から生地を取り外して洗濯できるので、雨のフェスで汚れた荷物もためらわずに積める。消耗しやすいタイヤは簡単に交換可能。気に入ったグッズを長く使いたい人にオススメだ。タイヤロック機能付き。耐荷重:約100kg

 

▼テントエリアの狭い道も気にせず転がせる

WAQ
「アウトドアワゴン」(9800円)

小回り性能にこだわった設計はテントが密集する大型フェスのテントエリアでも取り回ししやすくて便利。タイヤは幅8.5cmのワイドタイプ。芝生や砂利道でも引っかかりを気にせず引っ張れる。耐荷重:約150kg

 

▼幅広タイヤでどんな道も楽に引っ張れる

VISION PEAKS
「ワイドホイール キャリーワゴン」(9990円)

積載容量は約100リットルと、一度にたくさんの荷物を積むことができるワゴン。大型ホイールにより悪路性能も高められている。畳んだ状態でも簡単に転がせるので移動も簡単。耐荷重:約100kg

 

■50~60リットルクラスのバックパックを使うと移動がさらに楽!

衣類をはじめ、フェスで快適さを追求すると必然的に荷物が増える。テントやシュラフなど、何でもバックパックに詰めておくと駐車場からの移動による体力消耗を減らすことができる!

▼高い撥水性能で雨のフェスでも安心

グラナイトギア
「ブレイズ60」(3万4560円)

リニューアルでリッドが標準装備されたが、外して使うことも可能。本体のサイドには1リットルのボトルが2本入る大きなポケット、フロントにはストレッチポケットを装備。

 

▼小物収納に便利なポケットが豊富

MAMMUT
「Lithium Crest」(2万7540円)

ポケットが豊富なのでフェスに持っていく小物の収納が楽。側面にはスリーピングマットや軽量チェアなどのギアを運ぶのに便利な圧縮ストラップがついている。容量:50+7リットル

 

■コンパクトカーでも案外積めるって知ってた?ラゲッジスペース積載講座

荷室が広い大型のミニバンやSUVは便利だが、コンパクトカーでも2人なら後席を倒せば案外たくさんの荷物を積めるもの。1泊のフェスだったが筆者はこのクルマで3人でフェスに出かけた経験もあるほど。

荷物はテントやタープなど重いものを奥に積む。その上に軽いものを積むと走行中に荷崩れしにくくなる。SAなどで荷物を出したくなることもあるので、バックパックは荷室の入り口付近に。フェス帰りはドロドロに疲れていて上手にパッキングできないことも珍しくない。そんな時にも大丈夫なように荷室には少し余裕を持たせておこう。

▲テント、タープ、チェア、テーブル、シュラフ、バッグなど、2人でフェスに出かけることを想定

▲ファミリータイプのテントやタープなど、重いものはラゲッジの奥の下側に。その上に軽いものを積むことで荷崩れを防げる

▲移動中、バックの中身を出したくなることもある。バッグはラゲッジ入り口寄りに積んでおくと楽

 

>> 特集「富士山とフェスと旅の便利道具」

本記事の内容はGoodsPress7月号74-75ページに掲載されています

 


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(文/高橋 満 撮影/阿部昌也)

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