フェスだからこそ最高のモーニングを楽しもう!【特集「富士山とフェスと旅の便利道具」】

■アウトドアで最高にうまいコーヒーと朝食を!

フェスで美味いコーヒーを飲みたいなら、少し荷物が増えるがスケールと温度計を持って行くべき。コーヒーは豆とお湯の量といれる時間を計るだけで格段に味が良くなるからだ。

コーヒーにはいろいろな種類があるが、Rikiさんがオススメするのは浅煎りの豆。浅煎りは酸味が特徴で、その中に甘さがある。スッキリした味なのでフェスにピッタリだという。

「浅煎りの豆は粉全体にお湯をかけてあげるのがおいしくいれるポイント。粉の真ん中にお湯を注ぐやり方だと成分が出きらず、ただ酸っぱいだけのコーヒーになってしまうのです」

また、仲間と楽しむ時はつい一度に人数分のコーヒーをいれてしまうが、美味いコーヒーを楽しみたいなら必ず一杯ずついれてほしい。

「コーヒーは何杯分でもいれるのに適した時間は2分~2分30秒と変わりません。そのため量が多いと時間の調整が難しくなってしまうのです」

フェス向きの朝食といえばホットサンド。Rikiさんは “生姜焼き” と同じ発想で隠し味にジャムを使っているそう。

「クッカーをバーナーに載せたらコーヒーをいれ始め、入れ終わったらクッカーをひっくり返すとちょうどいいと思いますよ」

■Riki流「道具の選び方」

【道具は小さめのものを使う】

コーヒーは一杯ずつ入れるのが基本。だから道具も小さめのものがいいそう。
「大きな道具だとお湯を入れるのが難しくなる。最初は小さめのものを選ぶといいでしょう」。

余裕があればアウトドアでもドリップ用ミニケトルを持っていくと美味しいコーヒーが手軽に入れられる。

<今回使った豆>

FINETIME
「COFFEE ROASTERS」(800円)

▲ルワンダ産の豆をナチュラル製法で処理した「レメラ」。酸味の中に豊かな甘みがあるのが特徴

 

■美味いコーヒーのために量・温度・時間にこだわる

1. 豆は中細挽きに

一杯のコーヒーに使う豆の量は15g。ミルで一杯分ずつ中細挽きにする。粉は一杯を2分~2分30秒で入れられる細かさに調整するといい。

2. フィルターをリンス

粉を入れる前にフィルターをお湯で軽くゆすぐ。これをしないとコーヒーにかすかに紙のニオイがうつってしまう。

3. お湯は93℃に

使うお湯の量は220~230g、お湯の温度は92~93℃に調整。この温度が飲み終わった後にもっとも満足感が得られるそう。カップは温めないほうがいい。

4. 豆を蒸らす

まずは60~70gのお湯を粉にかけ、粉とお湯をアジテーション(しっかり混ぜる)する。これにより水分がコーヒーの粉にしみ込んでいく。ただし深入りのコーヒーは混ぜなくていい。

5. 粉の上にお湯を置く

お湯を入れて30秒たったら、さらに30秒かけて60gのお湯をゆっくり注ぐ。粉の上全体にお湯を少しずつ置いていくようなイメージで注ごう。

6. 残りのお湯を一気に注ぐ

お湯を入れ始めて1分経過したら、残りのお湯を一気に注ぐ。あとは香りを楽しみながらコーヒーが落ちきるのを待とう。お湯を注ぎ始めてから2分~2分30秒で落ちきるのがベスト!

 

■至極の一杯をフェスで楽しむならこれを用意!

▼ウッドの粉受けが自然の中に似合う

ハリオ
「セラミック コーヒーミル・ウッド」(1万800円)

オリーブウッドの粉受けがナチュラルな雰囲気。ホッパーはセラミック製。豆の挽き具合は内部のダイヤルで調整できる。簡単に分解できるので内部の掃除もしやすい。

 

▼使わない時はコンパクトに収納可能

ユニフレーム
「コーヒーバネットcute」(1900円)

ペッタンコに畳めるアウトドアで人気のコーヒーバネット。壁面がないためお湯を注いだ際に発生するガスを逃がせる。フィルターは円錐形のものを使用。

 

▼量と時間を同時に測れるドリップ専用スケール

ハリオ
「V60 ドリップスケール」(6480円)

ストップウォッチが内蔵されているので抽出量と時間を同時に計測できるコーヒードリップ専用のスケール。電池式なので会場で電池がなくなっても簡単に交換して使えるのが便利。

 

▼1秒ごとの温度を表示する防滴仕様の温度計

タニタ
「デジタル温度計 TT-583」(実勢価格:1600円前後)

1秒ごとの温度変化を表示するデジタル温度計。数字が見やすく、また防滴仕様になっているのでコーヒーのお湯の温度をはかるのに便利。重量は電池込みで約40gの軽量仕様。

【次ページ】隠し味でホットサンドはさらに美味しくなる

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