■音声による案内機能でわかりやすいスマートレコ
今回テストしたのは、前方と後方どちらも高画質で録画できる3モデルだ。
スマートレコ「WHSR-532」は、画面サイズが3.5インチと大きいうえにタッチパネルを搭載しているので操作しやすい。また、表示されるアイコンのサイズが大きく、押し間違いしにくくなっている。設定もわかりやすいので、初心者や年配者でも迷うことなく思いどおりの操作ができるはずだ。音声案内機能を備えているのも親切だ。
一方、本体が小さいため取り付けやすいのがユピテル「DRY-TW7500d」だ。ただしその分、ディスプレイと操作ボタンがやや小さめ。設定操作自体はわかりやすいので、多くの人がスムーズに扱えるだろう。オプション接続時に駐車監視モードへの切り替え(フレームレート変更)をワンタッチでできるのも便利だ。
PAPAGO!「GoSafe S70GSS11」は、操作キーが底面部分に並んでいるので一見分かりづらく感じるが、画面の下端にキーの役割を示すアイコンが常時表示されているので実際の使い勝手は良好。ディスプレイの文字も大きく、選択項目が黄色く表示されるので視認性もなかなか。走行中に速度や信号の出遅れ、ライト点灯などを音声と表示で知らせる運転支援機能も備わっている。
【機能&操作性をチェック!】
1. 駐車監視録画機能を標準装備
スマートレコ
「WHSR-532」(3万8880円)
大型の3.5インチタッチパネルディスプレイを搭載したスリムな本体に、コンパクトなリヤカメラを組み合わせたモデル。駐車監視モードを標準装備し、作動を確認できる青色LEDも搭載している。GPSアンテナはオプション設定。
【SPEC DATE】
●液晶サイズ:3.5インチ
●microSD:16GB付属
●フレームレート:27.5fps
●画角(前)水平90度、垂直66度、対角124度
●画角(後)水平90度、垂直66度、対角124度
●駐車時記録:標準
●GPS:オプション
●画像補正:WDR
▼アイコンはカラーのイラストでわかりやすい
2. リヤカメラユニットはレンズ部が可動式
ユピテル
「DRY-TW7500d」(実勢価格:2万円前後)
本体、サブカメラともにコンパクトで取り付けやすい。本体カメラはフルHD画質、リヤカメラはHD画質で映像の記録ができ、オプションで駐車監視モードを利用できる。
【SPEC DATE】
●液晶サイズ:2.0インチ
●microSD:16GB付属
●フレームレート:27.5fps(前)30.0fps(後)
●画角:(前)水平128度、垂直68度、対角153度
●画角:(後)水平82度、垂直45度、対角95度
●駐車時記録:オプション
●GPS:有
●画像補正:HDR
▼小型ディスプレイながら操作がわかりやすい
3. 後方カメラは防水設計で車外への取り付けも可
PAPAGO!
「GoSafe S70GS1」(実勢価格:3万5000円前後)
個性的なデザインの本体にリヤカメラを組み合わせ、車両前後の状況をフルHD画質で記録。本体カメラには超高感度のSTARVISを搭載したSONY Exmorイメージセンサーを採用し、リヤカメラはIPX7防水設計で車外取り付けにも対応する。
【SPEC DATE】
●液晶サイズ:2.7インチ
●microSD:32GB付属
●フレームレート:30.0fps
●画角:(前)水平115度、垂直58度、対角150度
●画角:(後)水平143度、垂直75度、対角180度
●駐車時記録:オプション
●GPS:有
●画像補正:WDR
▼タイムラプス機能を使えば長時間録画が可能