車上荒らし対策可能な前方+車内録画モデル【ドラレコ完全攻略④】

■ポイントは室内向けカメラ

前方+車内録画タイプとして選んだ2モデルの大きな違いは、室内向けカメラの仕様だ。

セルスターは、本体にふたつのカメラを内蔵したワンボディ型。そのため取り付けは簡単だ。フロントウインドウに本体を貼り付け、室内用カメラの角度を調整すればセッティングOK。

ただしディスプレイを持たないため、設定操作はLEDランプやガイド音声を頼りにしなくてはならない。快適に操作したいなら、連携機能を持つ同社レーダー探知機と接続したいところ。今回は「AR-W55GAA」をつなげてテストしてみた。これにより、リモコンを使ってディスプレイ上で設定操作を行ったり、撮影中の映像を確認したりできるようになった。

一方のコムテックは、本体とサブカメラが別体になっている。フロントウインドウに装着した本体と室内方向に向けて装着したサブカメラは、カメラ通信ケーブル(約60cmと約11cmの2種類を付属)を使って接続する。サブカメラは小さいため、目立たないように取り付けられる。

各種設定は、2.7インチディスプレイの下に配置した操作ボタンで行える。この操作ボタンは指にかかる形状のため、スムーズに扱える。メニュー画面は文字が大きく、選択項目が黄色でクッキリと表示されるので扱いやすい。

 

【機能&操作性をチェック!】

1. ナイトビジョン搭載で少ない光量でも鮮明に録画

セルスター
「CSD-690FHR」(実勢価格:3万2000円前後)

本体の前面にフルHD画質の前方用カメラ、背面にHD画質の室内用カメラを搭載したワンボディモデル。夜間も美しい映像を記録できるナイトビジョン(前方用カメラのみ)や音声でお知らせをする安全運転支援機能を搭載している。

【SPEC DATE】
●液晶サイズ:ー
●microSD:16GB付属
●フレームレート:30fps
●画角(前):水平115.8度、垂直60.2度、対角141.8度
●画角(後):水平108度、垂直63度、対角134度
●駐車時記録:オプション
●GPS:オプション
●画像補正:HDR

▼室内用カメラは上下に可動して角度調整ができる

▲室内用のカメラは上下に可動し、角度調整ができる。その左右に見えるのは赤外線LEDランプだ

<サポートアイテム>

セルスター
「AR-W55GA」(実勢価格:3万円前後)

セルスターの最上級レーダー探知機「AR-55GA」と接続すれば、相互通信機能によりレーダー探知機の画面にフロントカメラ映像の表示や、各種設定操作ができるようになる。操作には付属のリモコンが使用可能だ。

▲レーダー探知機「AR-55GA」の画面に「CSD-690FHR」の設定メニューを表示。詳細な設定操作が行える

 

セルスター
「GDO-06」(実勢価格:3000円前後)

「CSD-690FHR」と相互通信対応レーダー探知機を組み合わせる際に必要となる、オプションの相互通信要コード。情報、電源供給が行えるようになる。

 

2. 5種類の安全運転支援機能で安心ドライブをサポート

コムテック
「HDR-951GW」(実勢価格:2万7000円前後)

フルHD画質カメラを搭載した本体にHD画質の室内用カメラをセットした2ピース機。発進遅れや車線逸脱など、5種類の案内を備えた安全運転支援機能や衝撃を検知して動作する駐車監視機能(要オプション接続)なども備える。

▲左が室内用カメラ

【SPEC DATE】
●液晶サイズ:2.7インチ
●microSD:16GB付属
●フレームレート:29fps
●画角(前):水平120度、垂直60度、対角151度
●画角(後):水平108度、垂直63度、対角134度
●駐車時記録:オプション
●GPS:有
●画像補正:WDR/HDR

▼記録映像はフルHDのほか3サイズから選択可能

▲2.7インチのディスプレイと5つの操作キーを使って設定操作を行う。文字が大きいため視認性がよく、使い勝手に優れる。設定に慣れない人も安心だ

▲録画サイズはフルHD、HD、SDの3つから選択でき、画質設定は高画質と低画質の2種類を用意。好みに合わせたセッティングが可能だ

▲「先行車発進お知らせ」「先行車接近お知らせ」「車線逸脱お知らせ」「ドライブサポート」「車速アラーム」の5種類の安全運転支援機能を搭載している

【次ページ】動画再生機能をチェック!

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