■赤外線LED・暗視カメラによって夜間も鮮明に録画
今回取り上げたセルスターとコムテック、どちらもフロント用カメラがフルHD画質、室内用カメラがHD画質とスペックは同等だ。
それだけに記録される映像のクオリティには大きな差がない。ちなみに室内用カメラは、昼間であればリヤウインドウ越しに後方の車両、サイドウインドウ越しに側方の車両が映り込むため、あおり運転や幅寄せにも若干だが対応する。
夜間映像は両モデルとも驚くほど車外が明るく、鮮明に映る。室内については赤外線撮影のため白黒映像だが、状況ははっきりとわかる。
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▼セルスター「CSD-690FHR」
【昼間】対向車のナンバープレートもクッキリ!室内も明るい
前方映像はフルHDモデルの標準的な映り。前方車両や対向車両のナンバープレートもしっかりと読み取れる。室内はとても明るく映っており、フロントシートだけでなくリヤシートの状況もわかる。後続車も映り込む。
【夜間】夜間やトンネル内などの暗い環境にも強い
STARVIS搭載のSONY Exmor R CMOSセンサーにより、車両前方は明るくシャープな映像を実現。室内は6つの赤外線LEDと暗視カメラによって白黒映像ながらハッキリと状況を確認できる(赤くなっているのは赤外線LED投写によるもの)。
▼コムテック「HDR-951GW」
【昼間】シャープな映像で色味も正確に再現!
フルHDモデルではあるもののワンランク上を感じさせるシャープな映像。色味も正確に再現されている。室内も明るくクッキリとした映像。室内だけでなくサイドウインドウまで広く映っている。後方車両もよく見える。
【夜間】画像補正や高性能センサーで驚くほど鮮明
1/2.7インチ大型イメージセンサーやHDR/WDR機能によって夜間に強く、驚くほど鮮明なフロント映像を記録している。室内映像はサブカメラに内蔵している赤外線LEDの効果で後席までクッキリ(赤くなっているのは赤外線LED投写によるもの)。
■まとめ
2モデルともに画質については思った以上によく映り、誰もが満足できるはず。取り付けが簡単にできるのはワンボディ型のセルスターだが、セッティングの自由度が高いのはセパレート型のコムテック。ニーズに合わせて選ぶといいだろう。
>> 特集:ドラレコ完全攻略
本記事の内容はCarGoodsPress89号26-28ページに掲載されています
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(レポート/浜先秀彰 CGP編集部 撮影/澤田和久)