タフさと機能美に惹かれるミリタリー&ワークジャケット5選【男の秋アウター③】

1. 100年の歴史と伝統を現代的にモダナイズ

スミスアメリカン
「BAND CHORE JACKET DUCK」(2万520円)

1906年ニューヨーク生まれの伝説的ワークウエアメーカーが奇跡の復活です。このヘビーデューティーなチョアジャケットは、ブランド黎明期に生み出されたオリジナルの佇まいを再現しつつも、現代的にモダナイズ。スタンドカラーデザインも今のファッショントレンドにマッチします。

ボディ素材には、クラシックワークウエアの定番であるダック地を、街でも着やすいライトオンスで使用。アシンメトリーな4つポケットや金属製のドーナツボタンなど、実用性と堅牢性を兼ね備えたディテールワークも健在です。インサレーションや裏地を持たない短生地仕立てで、ライトアウターとしても模範的な1枚になっています。

>> アドナスト

 

2. アウトドアでの機能性は街着としても有効!

スノーピーク
「TAKIBI ジャケット」(4万1040円)

アウトドア由来の機能性をベースに、モダンに整えられた佇まいが、昨今のファッション業界からも高い注目を浴びる「スノーピーク」。そんな機能と見た目を兼ね備えるアパレルラインナップから、焚き火の火の粉にもビクともしない難燃性と、突然の雨にも負けない撥水性を兼ね備えた1枚をご紹介。

大きく採られた両腹のポケットは、上からそのままモノが入れられるポケットと、中身をしっかり守るフラップポケットの2WAY仕様。アウトドアギア類もたっぷり入る大容量で、タウンユースとしても大いに活躍すること請け合いです。襟のみをコーデュロイで切り替えた、クラシックなデザインも◎。オーセンティックな佇まいで、あらゆるカジュアルコーディネイトにマッチします。

>> スノーピーク

3. クラシックなワークジャケットを現代素材でアレンジ

ヨータ トキ
「チョアジャケット」(3万6720円)

伝統的でオーソドックスなスタイルに独自のアレンジを加える、デザイナー土岐洋太氏が手掛ける日本ブランド「ヨータ トキ」。そのコンセプトに則り、シルエットやポケット形状などのディテールワークは伝統的にデザインしつつ、ボディの素材を撥水性に優れた軽量ナイロンでアレンジ。サラっと羽織れる軽い着用感で、3シーズン着用できるオールマイティーなライトアウターです。

袖口にはクラシックな仕様の2段階アジャスタブルボタンを配置。べっ甲仕様のボタンが、よりクラシックなイメージを演出します。手を入れやすく大きなアクションでも中身が落ちにくい、斜めに配したフラップ付きの胸ポケットもポイントです。

>> ヨータトキ

 

4. 都会的な表情に生まれ変わったモッズコート

アルファ インダストリーズ
「SENTRY PRIMALOFT FISHTAIL PARKA」(2万6784円)

依然として大人気のMA-1を筆頭に、今季もトレンドの一角を担うミリタリージャケット。そんな中でも、ビジネスコートとしても人気を博すM-65パーカのアレンジモデルが、ミリタリーウエアの定番「アルファ インダストリーズ」からリリース。

トレードマークであるフィッシュテールデザインはそのままに、首元のフードを省略してスッキリと。さらにボディマテリアルをナイロン素材にチェンジしつつ、各所のファスナーを隠すことでより都会的な表情のミニマルデザインに。裏地には、着脱可能な中綿入りベストを装着。ベストを外せば秋口のライトアウターとして、真冬にはベストを付けて重コートとして着用できる、長期使用可能なお値打ちウエアへと仕上げれらています。

>> アルファ インダストリーズ

5. 陸海空の境をなくすオールマイティーな軍用ジャケット

プロッパー
「コットンBDUコート」(9180円)

1967年、ベトナム戦争中のアメリカで設立されたリアルミリタリーブランド「プロッパー」。軍や警察など、いくつもの米国家機関にユニフォームを納入してきたその品質は、もはや説明不要。そんな質実剛健なブランドが作る超オールマイティーなライトアウターがこの「コットンBDUコート」です。

陸海空軍の戦闘服を統一する目的で作られたといわれるデザインは、まさに普遍的。フロントに配された4つのポケットはすべてマチ付きで収納性が高く、キレイなシンメトリーデザインゆえに、どんなスタイルにも馴染みます。さらに比翼とフラップでボタンを隠すことによる、洗練されたミニマルルックもポイント。タフでありながら佇まいも美しい、究極の機能美です。

>> ハイ!スタンダード

 

>> [特集]男の秋アウター


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(文/山本サトシ 写真/伊藤恵一 スタイリング/宇田川雄一)

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