1995年~2013年にヤングマガジンで連載された、しげの秀一の人気漫画『頭文字D』(イニシャルD)。連載が終わってなお多くの支持を集め、映像作品も数多く制作されました。
作品中に登場するクルマたちは現在でも絶大な人気を博し、中古車市場では高値で取引されています。またこれらのクルマは登場からかなり時間が経っているため、アメリカの「25年ルール」が適用されて日本から海外に流出し、その分国内の玉数が減り相場が上がるという現象も起きています。
25年ルールとは「クラシックカー登録制度」とも呼ばれています。アメリカでは新車販売されていないクルマを輸入する場合、安全基準や排ガス規制をアメリカの基準に合わせなくてはなりません。しかし登場から25年をすぎたモデルはクラシックカー扱いとなり、検査を受けずに輸入できるようになります。
『頭文字D』に登場するモデルもこの25年ルールに該当するものが増えたため、中古車を手に入れにくくなっています。そこでみなさんも憧れたであろうあの名車の「現在の状況」を見ていってみようと思います。
前編は主人公、藤原拓海の愛車と、マツダと日産車の状況です。
※記事中の中古車価格帯と平均価格は2019年8月のものです。
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