■見た目は上品なのに通常のスーツ生地の3倍タフ
ザ・スーツカンパニー
「TOUGH MAX FIT 2つボタン ツーパンツスーツ ツイルシャドーストライプ」（3万8000円／税別）※10月発売予定
ザ・スーツカンパニーでは、通勤者（コミューター）＋科学技術（テクノロジー）を意味する「COMMUTECH SUIT（コミューテックスーツ）」シリーズが展開されています。つまりは機能性スーツのシリーズで、中でも高い耐久性を誇るのが、今回紹介する“TOUGH MAX”素材を用いたスーツです。
“TOUGH MAX”は、通常のスーツ生地の約3倍の摩耗強度を備えたハイテク素材。コーデュラナイロンを生み出したインビスタ社が開発した素材なので、かなり信頼できます。そんな“TOUGH MAX”を、ザ・スーツカンパニーが世界で初めてウールと混紡してスーツに採用。縦糸にウールを、横糸に“TOUGH MAX”を使用することで、高機能生地でありながら、ウールのハリ・コシや上品な風合いも兼ね備えたスーツに仕上がっています。
さらに“TOUGH MAX”は、通常のストレッチ生地に比べ、1.5倍もの横方向へのストレッチ性があります。そのため、スーツはやや細身の今っぽいシルエットですが、とても動きやすいのも特徴です。腕を上げても、自転車に乗っても、突っ張って動きにくいなんてことがありません。
しかも吸水速乾性にも優れているというから、まさに万能なハイテク生地と言えますね。
ジャケットにばかり目がいきがちですが、実はパンツにも便利なディテールが搭載されています。当然ながらパンツにも“TOUGH MAX”素材を使用。伸縮性に優れているので、座っていても歩いても、自転車に乗っていても快適です。
またウエストの内側には、シャツの裾ズレを防止するシリコンテープを配置してあり、前かがみになってもシャツの裾が出にくいように作られています。やっぱりシャツが出ているとだらしないですからね…。
そして、パンツの後ろポケットのさらに上、ウエスト付近にポケットを備えています。例えばここにスマホを入れておけば、座った状態でもお尻に当たりにくいので、デスクワークや自転車通勤も快適。これはかなり画期的なポケットではないでしょうか。
生地がタフなだけでなく、実用性の高いディテールを備えたこのスーツ。ウールライクな質感で、いつものスーツ同様に着られるデザインも魅力。パンツが2本セットになっている点も見逃せません！
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■摩耗強度に優れたコーデュラコンバットウールを使用
アーバンリサーチ テーラー
「アーバンアスレチックコーデュラ ジャケット」（2万5000円／税別）
アーバンリサーチ テーラー
「アーバンアスレチックコーデュラ パンツ」（1万3000円／税別）
人気セレクトショップのURBAN RESEARCHが提案するメンズドレスライン「アーバンリサーチ テーラー」からは、コーデュラファブリックを用いたスーツが展開されています。コーデュラといえば、言わずと知れたタフ素材の代名詞。インビスタ社の素材の中でも最も有名ですね。
このジャケットとパンツは共地で、スーツとしてセットアップで着用できます。使われている生地は、コーデュラナイロンにウールを混紡させた素材“コーデュラコンバットウール”。ウールの質感を持ちながら、非常に優れた摩耗強度を誇ります。ここだけの話、一般的なウール織物と比べて相当タフらしいですよ。
それでいて、厚さや柔らかさはウール100％生地とほとんど変わらないのだそう。また、生地にはポリウレタンも使用しているため、ストレッチ性にも優れています。
ポリエステルの裏地も付いていて、表も裏も機能性スーツには見えないところが◎。シルエットも細身過ぎず、さまざまな体型にフィットします。
動きやすくて耐久性が高いとあれば、通勤も出張もデスクワークも快適そのもの。毎日このスーツばかり着てしまいそうですね（笑）。
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（文／津田昌宏 写真／新澤 遥＜APT＞ スタイリング／宇田川 雄一）
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