アイテム選びを極めた達人たちの仕事道具【働き方モノ改革】

▼デジタルギアを駆使して出張先をオフィスへと変えるノマドワークの究極スタイル

▲(1)複数タイプのコンセント形状に対応する変換プラグや、電源タ ップ類(2)トラベルポーチ「FLIGHT001 SPACEPAK Toiletry」には、変換プラグや延長コード、モバイルバッテリーなどをまとめて入れている(3)「iPad Pro(11インチ/ 2018年モデル)」は、「10.5インチiPad Pro用レザースリーブ」に入れて持ち運び、メ ールや原稿を書く際には純正の「Smart Keyboard Folio」を装着(4)Apple Payでの支払いに便利な「Apple Watch Hermès」。国によっては、Apple Watchだけで生活できるという(5)SIMカードを格納するケース(6)ソニー銀行のデビットカードとしても使えるキャッシュカード「Wallet Bank」。外貨預金口座から海外で直接決済ができる点が便利(7)iOSとAndroid OSのスマホを最低各1台、常に2端末以上を使用。取材時は、日常使いで「iPhone XR」と「Huawei P20 Pro」を、海外用の予備としてクラウドSIM内蔵の「jetfon」を使っている(8)延長コードは出張に必須だそう

 

AppleWatchで支払いが劇的にスムーズに
石野純也さんは、最新の通信事情を把握するため、年に10回以上は海外へ渡航する。

「月に1度くらいは海外へ行くので、変換プラグや延長コードなどの必需品は、海外出張用のトラベルポーチに入れっぱなしです。PCやスマホ、それにパスポートとポーチを持っていけば、出張先で困りません」

その他は、海外だから特別に持っていくものはないという。だが、買い物などでの支払い方法は工夫している。

「先日行ったシドニーでは、ほとんどの支払いがAppleWatchで済みました。場所によっては、Uber Eats(ウーバーイーツ)のようなサービスも、ルームサービスよりもメニューが多いうえに安いので多用しています」

テクノロジーの進化で、支払いに関してはボーダーレス化が進んでいる。AppleWatchや、ウーバーなどのサービスを積極活用すれば、ストレスなく海外を歩けるのだ。

▲コム デ ギャルソン・オム プリュスのバックパック。黒一色のシンプルさのなかで、各部の補強にレザーを使うなど、細部までこだわっている点がお気に入り

ケータイジャーナリスト石野純也さん
アップルやグーグルなどの発表会のほか、テクノロジー系の総合展示会へ赴くため、年に10回以上は海外へ。そうして通信業界を広く取材し、雑誌やWebなど幅広い媒体に寄稿。著書も多数

 

▼プラスα機能を備えたアイテムを発掘し仕事道具に取り入れるのが“モノ好きの矜持”

▲(1)エス エッセンシャルズのバランサージャケット&イージースラックス。軽く、伸縮性が高く、型崩れしにくい。スニーカースタイルにもタイドアップにも使えるデザインもお気に入り(2)フライターグのポーチ。防水性が高いため、デジタルギアやグルーミングアイテムを収納(3)アンカーの大容量モバイルバッテリー。USB端子×2、microUSB端子×1で便利(4)移動中に使うというAirPods(5)データのやりとりに備えて、ラシーのUSBメモリを名刺入れに(6)白レザーが気に入っているゴヤールの名刺入れ(7)モンブランのボールペンとシャープペン(8)普段はロレックスのヴィンテージを着け、予備としてG-SHOCKも持って行くそう。コーデに合わせて時計を選んでいる(9)愛用PCはMacbBook(10)モレスキンのノート(11)筆記具は、アークテリクスの防水ポーチに入れている(12)サンヨーエンジンのスイッチパーカ。フロントポケットに収納できるレインパーカで、収納時はサコッシュに変身する!

 

出張に必要なモノは出張先で買うことが多い
アパレル企業のクリエイティブディレクターを務める姉川さんは、その職業柄、国内・海外問わず出張が多い。また、ファッションアイテムはもちろん、カメラを始めデジタルギアに精通していることでも知られている。そんな彼のモノ選びの基準は?

「プラスαの機能を備えているか、でしょうか。モノ好きなので人と違うアイテムを持ちたいし、機能やデザインに驚きがあると使ってみたくなりますね」

例えば、今回紹介しているサンヨーエンジンのパーカは、サコッシュになる変わり種。こういったアイテムに惹かれるという。

「特に出張は初対面の方と会う場合が多いので、人に見られているという意識を持って選んでいます」

また、出張先がファッションビルやセレクトショップのため、訪問先で見つけたモノを仕事道具に取り入れることが多いそう。出張に必要なモノを現地調達。理に適った買い方だ。

▲姉川さんが前職のナノ・ユニバース時代に別注したブリーフィングのバックパック。底部に靴が入るなど、使いやすく大容量で、国内出張はコレで十分だとか

三陽商会クリエイティブディレクター 姉川輝天さん
LA発のサステナブルファションブランド「APOLIS(アポリス)」事業を担当しており、LAには頻繁に赴くという。また、日本全国のデベロッパーやイベント、展示会にも足を運ぶ機会も多い

 

>> 働き方モノ改革

本記事の内容はGoodsPress11月号98-99ページに掲載されています

 


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(構成/津田昌宏 文/河原塚英信 写真/湯浅立志<Y2>)

 

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