画質優先なら選びたい有機ELテレビの本命3選【買って正解大賞】

Q1:世界的スポーツの祭典まであと1年、映像でも楽しめるテレビはどれ?

世紀の大イベントを綺麗な映像で楽しみたい! そのためにはどんなテレビが必要なの? 4Kや有機ELって? いままでのテレビと違うの? テレビの基本から最新トレンド、チェックすべき機能も知りたい。

A1:最新映像技術は有機ELモニターでこそ満足できる!

日常的に触れる機会が少ないとなかなか気付かないが、最新映像技術の進化は目覚ましい。新4K衛星放送も開始され、いよいよ来年に迫ったスポーツの祭典ではその映像を存分に楽しめる。そのために必要なのが高画質テレビだ。

4Kとは解像度を示していて、従来のフルHDに比べて4倍の情報量となる。これまでテレビ放送の多くは4Kではなく、4Kコンテンツはネット配信動画が先行していたが、昨年末に新4K衛星放送がスタートして日常的なものになりつつある。

一方それを写すテレビは、すでに4K映像を映せる解像度の製品は多く存在した。しかし昨年までは4Kを受信するチューナーを内蔵しない製品が多かったが、今年はチューナー内蔵が急激に進んでおり、使い勝手の面からもこれから選ぶなら4Kチューナー内蔵は外せないだろう。

またテレビの表示パネルには、これまで主流だった液晶と次世代テレビとして登場した有機ELテレビがある。有機ELは自発光で「黒」の再現性に優れ、高画質でありながら視野角も広く、またバックライトが存在しないため圧倒的に薄型でスタイリッシュ。以前は輝度が低く設置環境を選ぶ傾向があったが、いまではほぼ解消され、高画質なら有機ELが本命候補だ。

ライター・大坪知樹さん
オーディオや家電、PCを中心にさまざまなジャンルについて雑誌や書籍、Webメディアで執筆するライター。基本的にモノ好きマニア気質。クルマやバイクとその模型も好きで自らもコレクター

 

▼パナソニック「VIERA GZ2000」

▲2019年夏に発売されたパナソニックのフラッグシップ機。同社の有機ELテレビの中でも、本製品だけは素材や構造・設計を工夫し自社工場で組み立てたパナソニック独自の有機ELディスプレイを採用して高画質化を実現している。音響システムも力が入った製品

▼東芝「REGZA X930」

▲2019年夏に発売された東芝映像ソリューションの有機EL機。映像処理エンジンはレグザエンジン「Professional」に進化し、レグザProの名に相応しい画質とプロユースにも耐えうる機能が特徴。最大6chの番組を録り続けるタイムシフトマシン機能も搭載する

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