家中あらゆる場所に進出中!生活を快適にするIoT家電8選【買って正解大賞】

Q1:IoT家電ってスマートスピーカー以外にどんなものがあるの?

家電がネットにつながるIoT家電という言葉をよく聞くようになったけど普及してるの? スマートスピーカーのイメージはあるけど、他にどんな機器があって、どう使うかわからない…。

【回答者】

デジタル&家電ライター
コヤマタカヒロさん
キッチン家電を愛するデジタル系ライター。白物家電やデジタルガジェットに造詣が深い。米・食味鑑定士。企業のアドバイザーも行なう。今春、撮影とテストの空間「KOYAMA KITCHEN」を開設した。

 

A1:家中のあらゆる場所で快適に使える家電が登場しています。

ここ数年で家電のIoT化は一気に進展。「まだ家に1台もない」という人もいるだろうが、実は家庭内で使う機器は急速にネット接続に対応してきている。デジタル&家電ライターのコヤマさんによると「家電のネット接続はもはや特別な機能ではない」という状況になっているのだ。

「以前は各家電のフラッグシップモデルのみが対応しているケースが多かったのですが、今はミドルクラスでもネット接続は当たり前になっています。例えば照明は1万円前後のモデルでも、ネット接続してスマホなどで操作できるものは珍しくありません」

また、既存の家電をIoT化するスマートリモコンも急増中。これは家電のリモコンで一般的な赤外線信号に対応し、複数の家電をスマホなどで一括して操作できるものだ。

「こうした一般的な家電のIoT化やスマートリモコンの普及に加えて、スマートロック、カーテンや窓の自動開閉化など、従来は手動だったものが電動化するケースも増えていますね。コーヒーメーカーなど趣味のアイテムもスマート化が進んでいるので、今までにない新ジャンルのIoT家電がこれからはさらに増えていきそうです」

 

1. 取り付け簡単!幅広い鍵に合うスマートロック

CANDY HOUSE
「SESAME mini スマートロック」(1万4800円)

北米や北欧、東南アジアで普及しているデッドボーン式の鍵をスマホで開閉できるようにするアイテムの日本仕様版。タイマー設定や開閉通知機能も備える。Amazon AlexaやGoogleアシスタントの対応機器でも操作できる。

▲iOS版はスマホのタップ操作に加え、手ぶらやスマホをノックする動作での開錠にも対応。荷物を持っている時などに便利だ

 

2. 簡単設定でセキュリティや家族の見守りを強化

パナソニック
「スマ@ホームシステム モニター付き屋外カメラ VS-HC105-W」(実勢価格:2万円前後)

セキュリティや見守りに活用できる、手軽なカメラやセンサー、モニターのシリーズ。カメラとモニター同士は電波干渉しにくいDECT準拠方式で接続し、ネット環境がなくても接続可能。別売りのホームユニットを使えば、カメラの映像を外出先からスマホなどで確認できる。

▲「ホームユニット KX-HJB1000」(実勢価格:1万円前後)

 

3. 食材管理やメニュー考案を手伝ってくれるAIoT冷蔵庫

シャープ
「SJ-AF50F」(実勢価格:37万1800円前後)

無線LANに対応した冷蔵庫で、家族の嗜好などを学習して献立やくらしに役立つ情報を音声や画面表示で案内する。専用のスマホアプリを使えば、外出先でのドアの開閉状況確認や伝言メモの送信も可能。見守りにも活用できる。総容量502リットル。

▲食材の購入履歴などを学習しておすすめメニューを提案

▲食材を上手に保存するコツなども教えてくれる

 

4. スマホと連携して正確にコーヒーを抽出

noted
「スマートコーヒーメーカー GINA Black」(3万5200円)

スマホと連携して、3種類の抽出方法(プアオーバー、イマージョン、コールドドリップ)を好みに合わせて正確に行える抽出器具。本体がはかりになっていて、スマホアプリで最適な水量や注水スピードを可視化してくれる。

▲アプリはシンプルなデザインで設定や時間を確認しやすい。世界中のユーザーの抽出レシピも参照できる

 

5. 時間帯やシーンに合わせて明かりを自在に切り替え

パナソニック
「LINK STYLE HH-XCD0883A」(実勢価格:2万8000円前後)

センター光とパネル光の組み合わせで、シーンに合わせた多彩なあかりで照らせるLED照明。Bluetoothでスマホと接続でき、専用アプリで調光・調色やシーンの切り替え、タイマー設定などが可能。専用リモコンも付属する。

▲アプリではシーンの写真やあかりの色合いを示す調色用のバーが表示されるので、直感的に操作しやすい

 

6. 愛猫の様子を首輪型デバイスでいつでも自然にチェック

RABO
「Catlog(基本セット)」(1万6280円)

猫の活動(走る・歩く・食事・睡眠など)を24時間計測する首輪型デバイスと通信ユニットのセット。計測したデータなどは専用アプリでチェックでき、今後は行動の種類が増える予定。ベルトのサイズやカラーのバリエーションも用意。

▲首輪デバイスは通信ユニットに接続して充電。 Bluetooth Low Energyで通信し、フル充電で1週間ほど使用できる

 

7. スマホや音声でカーテンをスムーズに開閉

LinkJapan
「eCurtain(両開き)」(7万2600円)

声やスマホでカーテンを開閉ができるWi-Fi電動カーテン。専用のカーテンレールと電動モーターがセットになっている。外出先からでも操作でき、閉め忘れた際などに便利。手動での開閉にも対応する。

▲アプリのタイマー機能を利用して、決まった曜日・時間に自動で開閉するよう設定することも可能だ

 

8. 既存の家電をIoT化してスマホや声で簡単操作

LinkJapan
「eRemote mini」(6980円)

エアコンやテレビなどの家電を手軽にIoT化する機器。赤外線リモコンで操作するタイプなら国内各主要メーカーの大半の製品に対応。Amazon AlexaやGoogleホームの対応デバイスによる音声操作も可能だ。

▲複数機器をまとめて制御することも可能。帰宅時にエアコンと照明を同時にオンにするなどシーンに合わせて使える

 

>> 【特集】買って正解大賞

本記事の内容はGoodsPress12月号34-35ページに掲載されています

 


[関連記事]
インダストリアルなデザインが魅力!IoT機能も付いた空気清浄機 

IoT掛け時計なら天気もスケジュールも確認できるぞ! 

リモコンにもなる!電球を付け替えるだけでIoT生活がスタート! 


(取材・文/高橋智)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード