名作映画に登場したモデルをリアルに再現!令和元年を飾ったプラモデル5選【2019年まとめ③】

1. 実機のリサーチによる機体内部を隅々まで再現

ウイングナッツウイングス
「1/32 英双発哨戒飛行艇 フェリックストウ F.2a後期型」(3万2700円)

販売元でもあるウイングナットウイングス社は映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』の監督であるピーター・ジャクソン氏が設立したニュージーランドの模型メーカー。同社は第一次大戦機で活躍した複葉機をラインナップしており、「英双発哨戒飛行艇フェリックストウ F.2a」は、詳細な実機のリサーチによる機体内部までの精密再現。

フルカラーの組立て解説書、シルクスクリーン製デカールなどで、話題を集めた超精密大型スケールモデルです。各種スケールモデルの中にあってマイナーと言われる複葉機プラモをアートの領域まで高めた逸品!

 

2. SF映画に登場したコンピューターがまさかのプラモ化!

プラッツ
「1/1 2001年宇宙の旅 HAL9000」(8500円)

公開から50年を迎えたSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』に登場する木星探査船ディスカバー号に搭載されたコンピューター「HAL9000」のインターフェースパネルを再現した1/1スケールプラモデル。

これまでも同作品に登場する宇宙船などのモデルをリリースされていますが、まさか「HAL9000」が、原寸大でプラモデル化されるとはSFマニアにとっても驚きでした。映画内でも象徴的な赤く光るカメラアイはLEDで光ります。

 

3. 独特の機体形状を実機取材により忠実に再現

タミヤ
「1/48 ロッキード P-38F/G ライトニング」(6600円)

タミヤ最新のアヴィエーションモデルが「1/48ロッキード P-38F/G ライトニング」です。速度追求のためにスーパーチャージャー付きのV12気筒エンジンを2基搭載、エンジン後方に伸びた長いブームを水平尾翼で繋ぎ、中央胴体にパイロットを乗せるという特徴的なスタイルをした第二次大戦で活躍した双発戦闘機がプラモとなって登場しました。

キットはライトニングの特徴的なスタイルをタミヤらしい作りやすさとディテールを両立させて精密再に現。また、1943年に山本五十六の乗った一式陸攻爆撃機を撃墜した機体のデカールが付属しているのもファンにとってはたまらないポイントです。

 

4. LEDを発光させリアルな巨大感を再現

バンダイ
「1/5000 スター・デストロイヤー [ライティングモデル] 初回生産限定版」(1万3200円)

スター・ウォーズの完結編『スカイウォーカーの夜明け』が大ヒット上映中ですが、SWといえば記念すべき第1作『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』のオープニングで登場した帝国軍のスター・デストロイヤーのインパクトは強烈でした。

完結編でも登場するこのスター・デストロイヤーが1/5000でスケールモデル化。司令ブリッジや多段状の艦橋は圧倒的な密度感で細部に至るまでリアルに再現、さらに初回限定モデルでは12灯のLEDを内蔵。機体の壁面に無数にあけられた0.3mm程の穴を発光させることでリアルな巨大感を再現、同時にエンジンノズルも発光します。

 

5. 関節が動くからポーズが自在に決められる

バンダイ
「HG UFOロボグレンダイザー」(5280円)

2018年1月に公開され、話題を集めた『劇場版マジンガーZ INFINITY』ではメカデザイナー柳瀬敬之氏により現代風にリデザインされたマジンガーZが登場して往年のファンの胸を熱くさせました。バンダイからプラモデルとして「HGマジンガーZ」と「HGグレートマジンガー」がリリースされました。

そして2019年4月、新たに『INFINITISM』と名付けられた「UFOロボグレンダイザー」が登場! 塗装しなくてもリアルなディテールが再現可能、自由度の高い関節でポーズがキメられます。もちろんダブルハーケンは取り外し可能です。そしてダブルスペイザーも付属!

[特集]2019年まとめ

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(文・長谷川迷人)

 

プロモデラー・長谷川迷人
東京都出身。モーターサイクル専門誌や一般趣味雑誌、模型誌の編集者を経て、模型製作のプロフェッショナルへ。プラモデル製作講座の講師を務めるほか、雑誌やメディア向けの作例製作や原稿執筆を手がける。趣味はバイクとプラモデル作りという根っからの模型人。Youtubeでは「プラモ作りは見てナンボです!@Modelart_MOVIE」も配信中

 

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