1. 色気と品質を兼ね備えた大人なミニウォレット
グラマス
「German Shrunken-calf L Shaped Zipper mini Wallet Ver.2」(1万8000円)
サイズ:W11.7cm×H9.5cm×D1.5cm
今では定着したミニウォレットですが、中でも一番スタンダードで人気の形がL字型。適度な収納力も備えながらサイズはコンパクトなので、ミニウォレット初心者にもおすすめなモデルです。
「GRAMAS(グラマス)」のミニウォレットは、ドイツの老舗タンナーであるぺリンガー社のシュランケンカーフレザーとhandmade in TOKYOの繊細な縫製から生まれる、色気と品質を兼ね備えた大人なミニウォレットとしておすすめです。
シュランケンカーフは、男性に絶大な人気を誇るコードバンと比べて柔らく、手馴染みが良い上に傷が目立ちにくいので、長く綺麗な状態で使えます。そのため気軽に使いたいミニウォレットとは相性の良いレザーだと言えます。またコスパも魅力で、特に「GRAMAS」のミニウォレットはその点でも優れています。
人気のファーストモデルからユーザーの声を反映させたこちらのモデルは、ヘリ部分の仕様を変更することで、より薄く軽くを実現。また、ファスナーをYKKの高品質モデル「エクセラ」を採用し、開閉時のストレスを無くしています。カードポケット部分も片側3枚から5枚にUPし、計10枚入れられるよう進化したモデルです。
使用時にチラ見えする内側の牛革は、所作の品を格上げしてくれます。豊富なカラバリは女性にもおすすめで、彼女やパートナーと色違いのお揃いもアリですね。
>> GRAMAS
2. 使い勝手とコンパクトさを追求した超ミニサイズ
com-ono
「TINY-004」(8800円)
サイズ:W9cm×H7cm×D2.5cm
ミニウォレットの先駆け的な「com-ono」は、型にはまらないデザインで業界内からの注目も高く、多くのブランドも別注する人気ブランドです。
中でも軽さとコンパクトさを追求した「TINY-004」は、注目です。使用する革を極力減らし、折り紙のような折りたたみ構造に。さらに縫製すらも無くし、使い勝手と手軽さにこだわった画期的なデザインになっています。
手の収まりをよくするため、素材はラバータッチ仕上げのガラス加工に。裏面は塗装と磨きが施された「com-ono」オリジナルの滑りにくいラバータッチレザーを採用しているので、小さすぎて使いづらいということもありません。
複数枚入るカードポケットを2つだけ配置し、ボタンも最小のギボシでシンプルに構成。もちろん無縫製です。
紙幣は最大15枚入り。三つ折りになっているのでお札に折りジワが付きにくいようになっています。上段のポケットには最大4枚のカードを入れられ、コインポケットとしても使えます。下段にも5枚のカードを収納可能。これならストレスなく生活できるのでは。キャッシュレスに抵抗がある人も完全にキャッシュレスで生活したい人にもおすすめできるミニウォレットです。
>> com-ono
3. 人気のアウトドア素材「X-Pac」を採用
ウィークエンダー
「coruri X-PAC」(4180円)
サイズ:W9.5cm×H7.5cm×D2.5cm
今年は海や山、キャンプ、フェスなどレジャーに活躍するミニウォレットも注目を集めました。サコッシュやパンツのポケットに入るコンパクトさ、水辺や突然の雨にも対応できる防水性、雑に扱っても大丈夫な耐久性など、必要最小限を機能的に収納できるアウトドアブランドやアウトドア素材のミニウォレットが人気に。
“週末人的遊び道具”をコンセプトに展開する「ウィークエンダー」のミニウォレットは本体に人気の素材、X-Pacを使用。X-Pacは、セイルクロスで世界一のシェアを誇るアメリカのDIMENSION-POLYANT社が開発した、見た目にも特徴的なX-PLY(ファイバー)を使用。強度・軽さ・防水性を兼ね備えた優れた素材です。
紙幣、コイン、運転免許証、カード1枚程度と必要最小限を収納できるので、身軽で出かけたい時にも重宝します。内面には耐久性に優れたコーデュラナイロンを使用しているため、中から寿命を迎えることがなく、よりタフな作りになっているのもうれしいこだわり。また、Dカン付きなので、小さすぎて無くしてしまうかも、という人はウォレットコードを使うという手も。
シンプルな配色とデザインは、日常使いもてきてしまうアウトドアテイストのミニウォレットです。
>> WEEKEND(ER)
4. アクササリー感覚で身につけるネックウォレット
ヨロズ
「キリハナネック10」(2万5300円)
サイズ:W8.5cm×H11cm×D2cm
2019年は、前年のサコッシュやショルダーを前面に持ってくるスタイリングの人気もあり、アクセサリー感覚で財布を身につけるネックウォレットが注目された年でもあります。
特にアウトドアシーンでよく見かけたアイテムですが、ここでオススメするのは、2019AWに誕生した業界注目のバッグブランド「yorozu」の大人なネックウォレットです。
“時を超え、歴史を形作ってきた、モノやかたちや価値観を再構築し、唯一のモノを作り出す”をコンセプトに掲げる「yorozu」は、伝統ある美や品を持ち合わせていて、大人にこそ似合うブランドとしてオススメです。
L字ファスナー型の財布にはショルダーストラップが付属しているので、手ぶら外出やカバンの持ち手に巻き付けるなど、フレキシブルな使い方ができます。
表面は兵庫県姫路市で生産された軽量で柔らかく肌触りが良い「yorozu」オリジナルレザーを使用。熱や耐久性に強いクロム鞣しと、質感が柔らかく経年変化を楽しめる植物タンニン鞣しを掛け合わせた“混合技法”という良いとこ取りな鞣し方法で作られていて、使い勝手とエイジングを楽しむことを考えられた素材になっています。
内側のキリハナ裏地は「五三桐(ござんのきり)」紋を全面にあしらった二越ちりめんを採用。開けた時にチラッと見える華やかなデザインは、使い勝手だけでなく「yorozu」ならではの美と品を表現し、使うことの楽しさを感じさせてくれるデザインに仕上がっています。
>> yorozu
5. 男心に刺さる「カーボンファイバー」の進化素材!
ザ リッジ
「フォージドカーボン マネークリップ」(2万6180円)
サイズ:W8.8cm×H5.5cm×D1.3cm
2020年注目のスキミング防止機能がついたミニウォレットは、既に国内外のさまざまなブランド・アイテムから登場しています。
中でも注目は「THE RIDGE」。遠隔スキミング対策としてRFID Blocking(非接触型カード防犯)機能を搭載していて、コインスペースを削ぎ落とすことで通常の財布よりもミニマルになっています。
カードは1~15枚まで収納可能で、指でひと押しすればカードが出てくるギミックは男心をくすぐります。
素材は、最近では高級時計でも使われ始めたカモ柄のような雰囲気が人気のフォージドカーボン。
フォージドとは“鍛造”という意味で、軽くて耐久性もあるカーボンファイバーを鋳造した素材になります。金型内にカーボンファイバーを押し詰めて熱を加え、その後圧力をかけながら自然冷却させることで生み出されるフォージドカーボン。耐久性だけでなく、この世に2つとない模様や質感を持ち、カーボンファイバーの進化素材として注目を集めています。
背面にはマネークリップが付いているため、いざという時の現金だって携帯可能。小銭入れと合わせて使えば、キャッシュレス化に抵抗がある人でもミニマリストさながらに使える新感覚のミニウォレットといえるのではないでしょうか。
>> the RIDGE「Forged Carbon Money Clip」
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キャッシュレス化が広まっていく中で、ミニウォレットの人気は継続するでしょう。そして2020年は遠隔スキミング対策された財布に注目です。
近年ではSNSの発達とともに海外との距離感もなくなり、気軽に海外に行く人も多くなりました。また今年は東京オリンピックもあり、逆に海外からも多くの人が来ることが予想されます。
オリンピックのお祭り気分ともに防犯意識も高まり、スキミング対策された財布により注目が集まる年になるのではないでしょうか。
多種多様なアイテムが出ている最近の財布市場だからこそ、自分の生活・価値観にあった財布を見つけてみてください。
>> [特集]2019年まとめ
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(文/宇田川 雄一)
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