■リアルに使えるバン
岐阜市をベースに、日本製にこだわったキャンプ用品ブランド・CAMP MANIA PRODUCTS(キャンプ マニア プロダクツ)を展開している小川徹さん。彼のバン・ライフは、「ヴァナゴン」の北米名で知られるフォルクスワーゲンの3代目トランスポーターがパートナー。しかもキャンピングカー仕様のウェストファリアと呼ばれるモデルで、これはヴァナゴンの中でも珍しく人気も高い。
「これの前にもノーマルのヴァナゴンに乗っていたんですよ」と聞くとヴァナゴン・マニアのようだが、そうではなかった。
「20年以上前に、ふとしたきっかけで400日間、日本全国をバンで旅しながらサーフィンをして過ごしたんです。それが人生の転機になり、飲食店をやったり今はキャンプ用品を製造販売したりしていますが、以来ずっとバンが傍にある生活です」
小川さんの人生を決定付けた旅が、その言葉が流行る前から既にバン・ライフだったのだ。
「キャンプ用品ブランドでの経験と、ここ数年で経験した災害などから、リアルに使えるバンになるよう手を加えています。ただオリジナルの良さは失わないように気を付けていますね」
その言葉どおり、趣味と実用のバランスが絶妙な1台だった。
小川徹さん
家族で海外までキャンプしに行くほどのキャンパー。岐阜市でキャンプ用品ブランドを立ち上げ、国内はもとより韓国や台湾へも展開する。写真の椅子やテーブルを始め、自社製品の多くを岐阜産にこだわって開発している
camp-mania.com
>> 【特集】VANで遊ぼう!
本記事の内容はGoodsPress1.2月合併号108-109ページに掲載されています
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(取材・文/有家伊佐也 写真/山岡和正)
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