■フロアレステントを快適にしてくれる便利ギア5選
一般的なテントとは異なりフロアがないため、眠ったりくつろいだりするためには工夫が必要だ。武骨にすごすなら防水シートの上に寝転び、より心地よく過ごすならコットを選択。またインナーがないので、スカート付きであっても春先は寒い。大型シェルターの中に小型テントを入れる通称 “カンガルースタイル” で対応しよう。
1. 潔くフライを省いたワンタッチテント
DOD
「カンガルーテントS」(実勢価格:1万5500円前後)
数秒で設営できるワンタッチテント。シェルター内に入れるためのテントなので、フライは別売かつ結露しづらいコットン製という潔い設計に。コード取り入れ口を装備し、AC電源サイトでも重宝する
2. 小さいのに広くカンガルーにも◎
MSR
「エリクサー2」(3万8500円)
広さと耐風性の高さに定評のある魚座型フレームに、天井部にポールを追加して壁面がほぼ垂直。小さいのに圧倒的な居住性で、単独利用はもちろん、フライを取り外せばカンガルースタイルにも適している。
3. 定番モックでサイト内を楽々移動
メレル
「ジャングル モック」(1万3200円)
寝袋から出たらすぐ地面なので、簡単に脱ぎ履きできるモックがマスト。靴ひもなしでフィットするジャングルモックは日本人の足にも合う絶妙なサイズ感がうれしい。豊富なカラバリで選ぶ楽しみもある。
4. かなり軽量なのになんと耐荷重145kg!
ヘリノックス
「コットワン コンバーチブル」(3万9050円)
一般のコットは耐荷重80~100kgだが、このコットは耐荷重がなんと145kg。力を入れなくても楽に組み立てられるシステムや別売の脚を取り付けるとハイコットになるなど、機能性の高さも魅力だ。
5. よく使う小物は吊して室内を整頓
モトハシテープ
「タフフック」(1320円)
幅広テープの片側に小さな輪が連なっており、小さな輪ひとつの耐荷重が30kg。大型ランタンを吊せるほどタフなテープがあれば、道具の置き場が少ないテント内もスッキリ片付けられる。
本記事の内容はGoodsPress3月号46-47ページに掲載されています
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