準備から片付けまで効率良く済ませられる時短家電8選【即買いヒットアイテム】

■時短家電で充実した食生活に

最近は時短できる調理家電が増加しているが、調理に関わる作業はその前後にもある。下ごしらえや食器洗いも、毎食分を積み重ねるとかなりの時間になる。デジタル家電ライターのコヤマタカヒロさんは、こうした作業にも便利な家電を使うべきだと考えている。

「日本ではいまだに調理に機械を使っているとサボっている考える風潮が根強くあります。しかし欧米では、家電などを積極的に使い調理や片付けを手早く済ます、合理的な考え方が浸透しています。日本でもこうした考え方を見習うべきでしょう」

実際に下ごしらえや片付けに役立つ家電も、着実に増加している。特に注目すべきは、日本に合った機能を備えるモデルだ。

「例えばフードプロセッサーでは、小型サイズで大根おろしなど日本のメニューに合った機能を備えた製品が増えています。食洗機も小型化が進んでいますし、水道工事不要で使える製品も登場しています」

こうした家電を駆使すれば、手の込んだ料理も短時間で作れて、食器はきれいに洗い上がる。決して手抜きではない、充実した食生活になるのだ。

1. コンパクトサイズながら1台7役の活躍ぶり!

レコルト
「カプセルカッター ボンヌ」(7150円)

コンパクトで、大根や生姜をおろせるプレートも付属。操作も簡単で、日本の家庭に合ったプロセッサーと言えます(コヤマさん)

多彩な加工に対応する小型フードプロセッサー。 4枚刃ブレードと2種のプレートを同梱し、刻む、砕く、練るといった5種の加工に加えて、野菜をおろしたり、生クリームなどを泡立てたりもできる。専用のレシピブックも付属。

▲操作は食材を容器に入れて、上から押すだけと簡単。市販の氷も砕けるので、かき氷やクラッシュアイスも作れる

▲3種類のブレードが付属し、ジェラートやペースト作りにも対応。毎分2万4000回転のモーターで滑らかに仕上がる

 

2. 野菜のスライスからスパイス作りまでこれ1台

ブラウン
「マルチクイック 7 ハンドブレンダー MQ778」(実勢価格:2万3000円前後)

使いこなすにはちょっとしたコツが必要ですが、野菜などの加工だけでなく、スパイスやふりかけも作れて、マルチに活躍します(コヤマさん)

グリップを握る力の加減で、回転スピードを自在に調節できるブレンダー。4種類のアタッチメントが付属し、きざむ、スライス、せん切り、こねる、砕くといった加工に対応する。アタッチメントと計量カップは食洗機での洗浄も可能だ。

▲砕く・挽く専用のスパイスグラインダーが付属。コーヒー豆やシナモン、ホールスパイスなど固い食材も、素早く均一に挽ける

▲最大で毎分1万3800回転のモーターにより、乾物なども簡単かつスピーディーに加工できるので、自家製ふりかけも作れる

 

3. 食材の鮮度をキープしつつ切りやすい状態で保存

三菱電機
「置けるスマート大容量・野菜室が真ん中 MR-MX57F」(実勢価格:42万円前後)

食材の鮮度を保ち、調理時の加工の手間を減らす機能が充実。冷蔵庫も買い物や調理の効率化に役立ちます(コヤマさん)

A.I.による最適温度制御で生鮮食品の鮮度を長持ちさせる冷蔵庫。センサーで扉の開閉データを収集し、A.I.がユーザーの行動を分析・学習。予測した生活パターンに合わせ、食材の鮮度を保てるふたつの部屋の温度を最適に制御する。総容量572リットル

▲「切れちゃう瞬冷凍 A.I.」の部屋では、肉や魚を約-7℃で凍らせて鮮度をキープ。食材は凍ったままでも包丁でサクッと切れる

▲「氷点下ストッカー D A.I.」の部屋には、氷点下でも肉や魚を凍らせず長く保存できる独自技術を採用。冷蔵室より鮮度が長持ちする

 

4. さらに賢くなった自動調理鍋の代表モデル

シャープ
「ヘルシオ ホットクックKN-HW24E」(実勢価格:7万円前後)

初期モデルから完成度が高かったのですが、最新モデルはインターフェースが進化。より使いやすくなっています(コヤマさん)

無水調理ができる定番シリーズの大容量タイプ。メニューに合わせて最適なタイミングで具材をかき混ぜてくれる機能や、予約調理機能などを搭載。食材を入れてボタンを押すだけで、手軽にカレーや煮物などが作れる。容量2.4リットル

▲AIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に対応。材料と作り方を案内してくれたり、外出先から予約調理時間を変更したりできる

 

5. 挟んでよし開いてよしの1台2役グリラー

クイジナート
「GR-5J マルチグルメプレート たこ焼きプレート付」(実勢価格:1万6500円前後)

食材を挟んで焼けるホットプレートといった製品で、1台2役で使えます。挟み焼きは上下から素早く焼けます(コヤマさん)

本体の上下に脱着式プレートを搭載したマルチグリラー。本体を閉じれば挟み焼きグリルとして、開けば2面のホットプレートとして、異なる料理を同時に調理可能。挟み焼きではホットサンドなども短時間で効率よく作れる。

▲片面が平型、反対面が波型のリバーシブルプレート2枚とたこ焼きプレート1枚が付属。別売でワッフルプレートも用意されている

▲挟み焼きすれば、肉のうまみを逃さずジューシーに焼ける。波型プレートを使用すれば、余分な油もカットできる

 

6. 分岐水栓とタンク給水を選べる2Way仕様

シロカ
「食器洗い乾燥機 SS-M151」(7万7000円)

賃貸物件などに住んでいる人で、水道工事できない人にはオススメのモデル。小型で設置しやすいところも注目です(コヤマさん)

一般的な食洗機の分岐水栓機能と、タンクに水を入れて使用できるタンク給水機能を搭載し、キッチンの環境に合わせて給水を選択可能。幅42cm、奥行き43.5cm、高さ43.5cmのコンパクト設計で、設置の自由度も高い。

▲庫内に360度回転するノズルが上下に付いており、 360度放射の洗浄水で食器をすみずみまで洗い上げる

▲3人家族の食器に相当する最大16点を一度に洗浄可能。わずか約5リットルの水で洗浄でき、節水にも役立つ

 

7. 初めての1台にも向いているコンパクト&静音設計

アクア
「食器洗い機(送風乾燥機能付き)ADW-GM2」(実勢価格:6万5000円前後)

水道工事が必要なタイプですが、コンパクトで設置しやすいところが魅力。静音運転は夜間の使用で役立ちます(コヤマさん)

 

コンパクトサイズで、約3人分の食器点数24点を一度に洗える卓上型モデル。ガラス扉を採用し、食器を洗う様子が見える点が特徴。運転音を気にせず使えるナイトモードを搭載し、約36dBの低騒音運転を実現した。

▲上段、中段、下段(2個)の4つのノズルから噴射される高圧の水流で、食器のすみずみまできれいに洗い上げる

 

8. 長皿もフライパンも洗える高機能食洗機

パナソニック
「食器洗い乾燥機 NP-TZ200」(実勢価格:10万円前後)

食器洗い乾燥機の中では最も高機能なモデル。収納力や洗浄力はもちろん、操作性や節水性も優れています(コヤマさん)

庫内容積50リットルながら奥行きを35cmに抑えたスマートなモデル。庫内レイアウトを3パターンで変更でき、直径26cmまでのフライパンや、直径27cmまでの大皿、約34cmまでの長皿も洗える。ナノイー Xで庫内を清潔に保つ機能も搭載。

▲大容量で食器点数40点を一度に入れられる。まな板や包丁もセットしやすいよう工夫されている

 

>> 【特集】即買いヒットアイテム

※2020年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています

 


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取材・文/高橋智

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