どれも記憶に残るモノばかり!国産名&珍オープンカー12選

■こんなモデルもありました!レアものオープンカー5選

1. 日産 シルビアコンバーチブル

シルビアは最終型となるS15に電動メタルオープンモデルとなるヴァリエッタが設定されました。これは記憶に残っている人もいると思いますが、S13にもオープンモデルがあったのを覚えていますか?

S13型シルビアは1988年にデビュー。その流麗なスタイルから、デートカーとしての人気も高まりました。もちろんFRならではの走りも健在で、若者の憧れのクルマとして大ヒットしたモデルです。

S13シルビアコンバーチブルは日産の関連会社であるオーテックジャパンが企画。リアシートも用意された4座オープンで、ベースは上級グレードのK’sになります。ソフトトップは電動開閉式というゴージャスなモデルでした。

S15のヴァリエッタは現在でも中古車サイトで見つけることができますが、S13のコンバーチブルはほとんど見かけなくなりました。

 

2. 日産マイクラC+C

日本でも人気の高かったマーチは、ヨーロッパではマイクラという名前で発売されました。そしてK12型マイクラには電動ガラストップを備えたマイクラC+Cが設定されていました。

この可愛い4座オープンは2007年の東京オートサロンでお披露目され、同年夏から日本でも1500台限定で販売されました。

日本仕様は1.6Lエンジンを搭載し、ミッションはATとMTが用意されています。

マーチがハッチバックなのに対し、マイクラC+Cはルーフを閉めるとクーペスタイルに。ルーフがグラストップなので、クローズ時も開放感を味わえます。

 

3. スバル ヴィヴィオT-Top

軽自動車のオープンモデルに注目が集まった1990年代前半、スバルもヴィヴィオにオープンモデルを設定しました。それがスバルブランド40周年を記念した特別仕様車のヴィヴィオT-Topです。

ビートやカプチーノがスポーツ路線だったのに対し、ヴィヴィオT-Topのメカニズムはベース車を踏襲しているため、どちらかというとレジャー志向の強いオープンモデルになります。トランク部分のキャリアがレジャーの雰囲気を高めていますね

ルーフはタルガトップをベースに電動昇降式のリアウインドを組み合わせたフリースタイルトップに。リアだけを開けたスタイル、Tバールーフ、ルーフを開けたタルガトップ、ルーフとリアを開けたフルオープンなど、さまざまなスタイルが楽しめました。

 

4. ホンダ CR-Xデルソル

1983年にデビューしたCR-Xはシビックの兄弟車という位置づけで、ライトウェイトスポーツとして当時の若者から絶大な人気を集めました。

そんなCR-Xは1992年に登場した3代目で劇的な変化を遂げました。これまでの4座のファストバックスタイルから、2シーターオープンへと生まれ変わったのです。名前もCR-Xデルソルになりました。

デルソルのルーフはソフトトップではなく電動開閉式のメタルトップ。しかも開閉方法が斬新で、トランク部分が上にせり上がると、そこから2本のアームが出てきてルーフをキャッチ。そしてトランク方向にルーフを引っ張って格納するのです。

ルーフを格納するとタルガトップのスタイルに。そして、運転席背後のリアウインドウを開けることで一層オープンエアを楽しめるようになっていました。

このルーフの開け方は動きがとても複雑なこともありその後のオープンモデルでは採用されていませんが、デルソルが画期的な1台だったことは言うまでもありません。

 

5. 光岡 ヒミコ

光岡自動車は、ベース車両をクラシック風なデザインにするパイクカーを手掛けていますが、その中には2シーターオープンモデルもあります。それがヒミコです。

初代はNC型ロードスターのRHTをベースに開発。そして現行モデルは4代目となるND型ロードスターをベースに開発されました。

その特徴は超ロングノーズなスタイル。ベースとなるNDロードスターの全長が3915mmなのに対し、ヒミコの全長は4580mmに延長。ホイールベースもロードスターの2310mmに対し、ヒミコは2910mmにまで延長されています。

車両本体価格は516万100円〜。このスタイルに惚れたら、代わりのクルマはまず見つからないでしょう。

 


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文/高橋 満<ブリッジマン>

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。

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