RothmansやTECH21はみんなの憧れだった!レーサーレプリカの系譜⑤<限定カラー編>

サーキットの熱気がストリートにも伝播し、レーシングマシンさながらのバイクが公道にも溢れていた1980〜90年代のレーサーレプリカブーム。その時代に羨望の眼差しを集めていたのが、ワークスマシンと同様のカラーリングをまとった限定モデルでした。今回は、そんな限定カラーのレプリカマシンを紹介したいと思います。

 

■憧れの的だったロスマンズカラー

▲1985年シーズンにNSR500を駆るフレディー・スペンサー

レーサーレプリカに採用されたワークスカラーといえば、ホンダの“ロスマンズカラー”を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ロスマンズ(Rothmans)はイギリスのタバコメーカー。1985年から1993年まで世界GP、ホンダ・ワークスのスポンサーとなっていました。その初年度である1985年にフレディー・スペンサーが500ccクラスと250ccクラスのダブルタイトルを獲得。1987年にはワイン・ガードナーが、1989年にはエディ・ローソンが500ccクラスのタイトルを獲得し、このカラーリングはホンダの速さの象徴になりました。

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