■5Gならストレスのないネット生活に
「各キャリアの5Gをいち早く体験したい」ということで、NTTドコモで「Galaxy S20 5G」、auでは「Xperia 1 II」、ソフトバンクは「AQUOS RG5」を購入した石川さん。もちろん全キャリアで5Gの料金プランに切り替えたという。
ただ、5Gを体験しようにも、今のところエリアはかなり限定的。エリアというよりスポット=点でしかない。NTTドコモであれば、ドコモショップの店舗内や羽田空港内、auならKDDIビルの周辺、ソフトバンクもショップの前でようやくつながるといった具合だ。
ただ、5Gに乗り換えて後悔したかといえば、そんなことはないそう。むしろ、5Gにして良かったと感じている。そう思わせる5Gのメリットは「ストレスから解放される」という点だ。
各キャリアとも使い放題的なプランを用意。特に、NTTドコモが提供している新料金プラン「5Gギガホ」では、キャンペーン中の現在、データ容量が無制限となっている。外出時、どんなに動画を見ようとも、zoomでビデオ会議をしようとも、データ容量を気にする必要がない。もちろん5Gの圏内である必要はなく、4Gエリアであってもデータの利用は無制限だ。
auではNetflixとYouTube Premium、Apple MusicとTELASAの視聴料がセットになった料金プラン「オールスターパック」が魅力。auのスマホであれば使い放題なので、いつでもどこでもストレスなく動画を視聴できるのがうれしい。
まだまだ狭い5Gエリアだが、今年の後半ぐらいからは4Gの基地局で5Gスマホが使え るように、5Gの電波を飛ばす取り組みが始まろうとしている。これにより、全国で一気に5Gエリアが広がるだろう。
今年9月には、5G対応のiPhone登場しそうだ。それに伴って、各キャリアではさらにキャンペーンが過熱することが予想される。5Gに乗り換えて、ストレスのないネット生活を送る人が増えそうだ。
■3キャリアの5Gエリア&料金
▼ドコモ
5Gエリアに関しては、ほかのキャリアのようなマップは公表しておらず、該当の詳細住所や施設名を明らかにしている。 ただし、5Gがつながる場所はかなり限定的だ。また、5Gの料金は、ふたつのプランを用意。「5Gギガホ」の月額料金は、dカード払い+ドコモ光セット割の適用で、最大6カ月間が4480円になる。ちなみに現在はキャンペーン中につき、国内のデータ量は無制限になっている。
【東京都の主なエリア】
●オリンピックアクアティクスセンター(観客席)
●東京スタジアム(観客席、入場ゲート周辺)
●羽田国際空港(第一旅客ターミナルチェックインカウンター周辺ほか)
●東京スカイツリー(スカイアリーナ周辺ほか)
●渋谷ストリーム(ホール5階ほか)
●MAGA WEB(施設周辺)
●ドコモショップ(丸の内店、五反田店、日本橋店ほか)
●山王パークタワー(27Fエントランスほか)
【料金プラン】
「5Gギガホ」
●月額料金:8415円
●利用可能データ量:100GB
「5Gギガライト」
●月額料金:1GBまで...3465円/〜3GB...4565円/〜5GB...5665円/〜7GB...6765円
●利用可能データ量:7GB
▼AU
5Gのエリアマップでは、現時点で使える場所を赤色の丸、今年夏以降の予定地域は黄
色の丸で公表されている。都内を例にチェックしてみると、赤色の丸が多いのは市ヶ谷や渋谷の周辺くらい。今後の広がりに期待だ。なお、料金プランは3タイプあり、いずれも使い放題を適用。特に動画がサービスとの連携したプランがauならではの魅力で、場所や時間を問わずに動画コンテンツを満喫できる。
【料金プラン】
「データMAX 5G」
●月額料金:8650円(2GB以下の場合は7170円)
●利用可能データ量:使い放題(テザリング/データシェア/国際ローミングは30GBまで)
「データMAX 5G Netflixパック」
●月額料金:9650円(2GB以下の場合は8170円)
●利用可能データ量:使い放題(テザリング/データシェア/国際ローミングは60GBまで)
「データMAX 5G ALL STARパック」
●月額料金:1万1150円(2GB以下の場合は9670円)
●利用可能データ量:使い放題(テザリング/データシェア/国際ローミングは80GBまで)
▼ソフトバンク
Webサイトの5Gエリアを見てみると、現在利用可能な地域が紫色で示されている。例えば都内では、東京、秋葉原、新宿の各駅周辺に5Gのスポットが多い。また、ソフトバンクでは5G専用の料金プランは用意しておらず、特定の4Gプランに+1000円で利用する仕組み。現在はキャンペーン中につき、+1000円はかからない。ただし、利用可能なデータ量は50GBまで。無制限ではないことに注意だ。
【料金プラン】
「メリハリプラン」
●月額料金:4480円
●利用可能データ量:50GB
「ミニフィットプラン」
●月額料金:1GBまで3980円/〜2GBまで4980円/〜5GBまで7480円
●利用可能データ量:5GB
■5Gの注目4機種
1. 高度なカメラ機能でプロ級の写真が撮れる!
ソニー
「Xperia 1 II」
カメラアプリ「Photography Pro」が秀逸。ソニーのカメラ「αシリーズ」のノウハウが生かされており、自然な色合いで撮影できます。カメラ好きにはたまりません。瞳にフォーカスが合うのも最高です!(石川さん)
2. ふたつの異なる映像を同時にチェックできる!
LG
「LG V60 ThinQ 5G」
5G時代を象徴しそうな“2画面スマホ”です。外出自粛中には、一方の画面でビデオ会議に参加しつつ、他方の画面でメールやWebで情報をチェックするなど、マルチな使い方ができて本当に便利でした(石川さん)
3. 撮影をサポートする便利な機能が満載!
シャープ
「AQUOS R5G」
撮影した動画をAIが自動的に編集しSNSに投稿しやすくしてくれます。8K撮影をすれば、被写体をズームして再生してくれるのもユニーク。動画の撮影や共有がより一層楽しく感じるスマホです(石川さん)
4. 撮影機能を含めたパフォーマンスが上々
Galaxy
「Galaxy S20 5G」
写真を1枚撮っておけば、AIがさまざまな構図や加工の写真を作ってくれる「シングルテイク」が意外と楽しい。また、暗いところでの撮影に強く、他機種に比べても申し分のない実力に驚きました(石川さん)
■各社の5G端末ラインナップ
上記の4機種は、各社の契約プランなどによって価格はさまざま。現在価格が明らかな機種の中ではソフトバンクのZTE製が最安値。今後発表される端末の価格も確かめつつ、5Gスマホへの乗り換えを検討したい。
▼ドコモ
●「Xperia 1 II SO-51A」(8万2368円〜)
●「LG V60 ThinQ 5G L-51A」(7万8672円〜)
●「Galaxy S20+ 5G SC-52A」(7万6560円〜)
●「Galaxy S20 5G SC-51A」(6万8640円〜)
●「AQUOS R5G SH-51A」(7万4448円〜)
●「arrows 5G F-51A」(価格未定)
※いずれも、スマホおかえしプログラム適用時負担額
▼au
●「Xperia 1 II」(7万9120円)
●「Galaxy S20+ 5G」(7万6475円)
●「Galaxy S20 5G」(6万8425円)
●「AQUOS R5G」:(7万4405円)
●「OPPO Find X2 Pro」(価格未定)
●「Mi 10 Lite 5G」(価格未定)
●「ZTE a1」(価格未定)
※いずれも、かえトクプログラム対象/現金販売価格
▼ソフトバンク
●「LG V60 ThinQ 5G L-51A」(6万9840円)
●「AQUOS R5G」(6万4800円)
●「ZTE Axon 10 Pro 5G」(3万6360円)
●「OPPO Reno3 5G」(価格未定)
※いずれも、トクするサポート+特典Aの場合
※2020年7月6日発売「GoodsPress」8月合併号掲載記事をもとに構成しています
<文/ナゴヤリュータ>
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