「NO密」ライフを実現するオトナの“原付二種”15選【夏の最新ヒット傑作モノ】

■原付二種は機動性に優れ燃費も良く、経済的に優れている

原付二種、正式名は「第二種原動機付自転車」。排気量が50ccから125ccまでの二輪車で、運転するには小型限定普通二輪免許、もしくはAT小型限定普通二輪免許が必要 だ。しかし、普通自動車免許を持っている人ならば、マニュアルが最短で9時限(3日)、ATであれば最短2日の教習所で免許が取得できるのだ。

なぜ今、原付二種なのか。まず、車体が小型軽量で取り回しが容易なので、二輪初心者でも比較的乗りやすいことが挙げられる。加えて法定速度が時速60kmで、交差点の右折も二段階右折をする必要がない。だから大抵の幹線道路で四輪車や125cc以上の二輪の流れに乗って走ることができる。つまり機動性に優れた乗り物であるうえ、自賠責保険が原付一種(50cc以下)と同じで、燃費も良く、車検も必要ないので経済的に優れているのだ。また、2人乗りもできるので、女性を後ろに乗せてミニツーリング、なんてこともできてしまう。

あえてデメリットを探るとすれば、高速道路に入れないことと、アンダーパスやオーバーパスなどで通行禁止の場所があるくらい。都市部での移動という実用性と、趣味として楽しむことも可能という、幅広いが使い方ができる乗り物なのだ。

 

■原付二種を選ぶ理由

(1)法定最高速度が「60km/h」…道でクルマの流れに十分ついていける
(2)交差点でクルマと同じ右折ができる…50ccのように二段階右折しなくていい
(3)経済性に優れている…自賠責保険が原付一種と同じ金額。燃費が良い
(4)2人乗りも可能…原付一種は定員一名。二種であれば2人乗りも可能

 

■都内最大級!バイクのデパート「SCS」に聞く“原付二種の選び方、活用の仕方!”

かつては、“誰でも乗れる手軽な二輪車”と言えば、通称 “原チャリ”、排気量50cc以下の原付一種が主流だったが、今や販売台数でもこのクラスは減少傾向。メーカーも125ccクラスのラインナップを充実させてきている。その理由はどんなところにあるのだろうか。

「原付二種が伸びてきている、と言うよりも50ccクラスが下降してきているんです。数年前から始まっています」と、都内最大級の二輪車売り場面積を誇る、SCS白山本店の佐藤勝さん。

▲SCS白山本店店長・佐藤勝さん

そこに新型コロナウイルス禍が襲い、いわゆる“三密”を避けるために、バイク移動を考える人が出てきたのだ。

「そういったお客さんもいます。今のバイク人口の平均は50代半ば、ちょうど80年代のバイクブーム時に現在の普通二輪免許を取った方が中心です。そんな人たちが、“原付二種だったらすぐに乗れる”と、牽引していると思います」

2018年7月に道交法が改正され、AT小型限定普通二輪免許が取りやすくなったことも追い風になっていると言う。

「 “新しい日常” などと言われますが、バイクで人が密にならないアウトドアに出かけたり、景色がいい道をのんびり走ったりする楽しみ方も、これからはいいと思いますよ」

50ccクラスより制約が少なく走れる原付二種、自分なりの活用方法を考えてみてはどうだろうか。

SCS白山本店
住所:東京都文京区白山2-1-16
電話番号:03-3815-6221
営業時間:10:00〜19:00
定休日: 水曜日

▲ビルの1〜7階までが、全てバイク売り場。国内外のほとんどの新車と中古車扱っている。しかも、全メーカー正規取扱店で、修理から点検、カスタム・チューニングまでも行ってくれる

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