今年の箱根駅伝では「MIZUNO ENERZY」を搭載したモデルを履いた選手が区間新記録を更新したことから、その性能は折り紙付きだ。開発に携わったミズノの森田彰さんによると、「柔らかさと高い反発性を追求しながら実使用に耐え得るよう繰り返し設計した」というこの素材は、実用化に約2年を要したほどの意欲作。
「シューズだけの研究開発では巡り合えなかった素材であり、野球用バットやゴルフクラブなど、遠くに飛ばす、強く打つ用具の研究・設計ノウハウが大きく影響した」という開発背景は、幅広くスポーツ用品を扱うミズノだからこそ。
今後はランニング用以外のあらゆる競技用シューズはもちろん、ウォーキングシューズにも採用される予定。ぜひ一度その履き心地を体験してみてはいかがだろう。
■ソールに秘められた新素材の真価
(1)接地時のエネルギーを推進力に
柔らかさと反発性を高いレベルで両立することで、踏み込みの際に溜め込んだ衝撃を逃がすことなく前進する力に変えてくれる。
(2)他競技の研究開発技術を応用
優れた反発性は同じくミズノで開発している軟式野球バットやゴルフクラブの技術を応用したもの。 総合メーカーならではの知見だ。
(3)競技やシーンに合わせた 3 タイプ
標準的な「MIZUNO ENERZY」以外にも、軽さも兼ね備えた「LITE」と、最も柔らかく最も反発性のある「CORE」の計3種類から選べる。
▼発売後すぐに完売したコンセプトモデル
ミズノ
「THE MIZUNO ENERZY」
■搭載モデルは続々登場中!
ミズノ
「ウエーブデュエル NEO」(2万5300円)
ミズノ
「ウエーブシャドウ 4」(1万3090円)
ミズノ
「ウエーブリボルト」(9350円)
ミズノ渾身の新素材というだけあって、「MIZUNO ENERZY」搭載モデルは拡大中だ。ランニング用途に開発されたのは上の3モデルで、「ウエーブデュエル NEO」は上級者、「ウエーブシャドウ 4」は中級者、「ウエーブリボルト」は初級者向けだ。 なかでも、「ウエーブデュエル NEO」は軽量さも併せ持つ「MIZUNO ENERZY LITE」を採用しており、アスリート仕様となっている。
<文/古澤 健太郎(GoodsPress編集部) 写真/湯浅立志(Y2) >
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