1. たくさん運べるトヨタ ハイエースのコンプリートモデル
日本の仕事を支えるビジネスカーであるとともに、究極の遊びグルマであるハイエース。キャンプなどのアウトドアはもちろん、自転車、サーフィン、釣り、レースなど、さまざまな趣味を楽しむ人から選ばれています。
中でもスーパーGLは積載性と2列目の快適性を両立されたグレードで、遊びグルマの定番になっています。
そんなスーパーGLをベースに、トヨタのカスタマイズブランドであるモデリスタが手掛けたコンプリートカー。それが「マルチロールトランスポーター」です。
荷物が積みやすいフラットフロアは泥や水滴に強く、摩耗性にも優れた仕様に。さらに床には荷物の固定に便利なアンカーナットが16カ所取り付けられています。
床形状はフラットで、荷物をたくさん積めるタイプIと、ベッドキットなどを設置しやすくしたトリム仕様のタイプIIを用意。
バックドア開口部は、バイクなど重いものを積み込む時に欠かせないラダーを引っ掛けるのに便利な専用のスカッフプレートが付けられています。
タイプIIは特別装備としてAC100Vのアクセサリーコンセントを特別装備。さらにオプションで車内に棚などを作る際に便利なラゲージユティリティフレームやカーゴレールなども用意されています。
2. 日産 NV200バネットが車中泊仕様に!
日産のNV200バネットは、セレナより短い全長ながらスライドドアと背の高いスタイルで、アウトドアユーザーからの注目が高いモデル。アウトドアと普段使いを両立できるモデルとして、キャンピングカービルダーもポップアップルーフなどを架装した車中泊仕様車を製造しています。
そして日産も、NV200を車中泊仕様にした「マルチベッドワゴン」を発売しています。
これは2列目シートの背もたれを前に倒して荷室にフラットなベッドを展開できるようにしたもの。
ベッドボードを使わない時は左右に跳ね上げられるのですが、畳んだ時も薄くフラットなので荷物を積む際に邪魔になりません。さらにオプションで荷室に展開できるテーブルも用意されています。
ボディカラーは通常の白や黒のほか、アウトドアシーンで人気の高いライトブルー/ホワイトツートーンと、アイリッシュクリーム/ホワイトツートーンを用意。キャンプ場で他の人とは違う雰囲気を演出できるはずですよ。
3. ホンダ フリードもホイールベースの長さを活かして車中泊仕様に
ホンダのコンパクトミニバンであるフリードは、4265mmというコンパクトな全長ながらホイールベースを2740mmと長めに設定することで居住性を高めたモデルです。2列仕様のフリード+はその広さを活かし、前身となるモビリオスパイク時代から車中泊を趣味にしている人に支持されてきました。
もちろんホンダもそれを理解していて、車中泊を気軽に楽しめる純正アクセサリーを用意しています。
ラゲッジクッションマット(2万2000円)は、おやすみモードと名付けられた2列目シートを前に畳んだアレンジで快適に寝られる便利アイテム。
ラゲッジボードの下には、超低床フロアを活かし遊び道具を片付けられるボックス(1万3200円)も用意されています。
海で遊ぶときなど、子どもをクルマで着替えさせる人も多いですよね。そんなときはテールゲートカーテン(2万6400円)があると便利。もちろんサーフィンやキャンプ、フェスなどでも役立ちます。カーテンは左右と後部が別々にロールアップできるので、使う場所に応じてアレンジできます。
4. ホンダ N-VANは遊び用アクセサリーも充実!
2018年7月に登場した軽商用車N-VAN。これまでの荷物をたくさん積む軽ワンボックスは、駆動輪にトラクションをかけるために後輪駆動にするのが常識でした。
しかしN-BOXをベースに開発されたN-VANの駆動方式はFF。これにより、エンジンルームを独立させられたため、走行中のエンジン音がキャブオーバータイプより静かになっています。
さらにN-VANは、ベーシックな商用グレード以外にも遊びグルマとして使うことを想定した「+STYLE」というグレードを設定。+STYLEには、ロールーフの「クール」とハイルーフの「ファン」が用意されます。大きな荷物を積んで出かけるなら、荷室の開口部が広いハイルーフがオススメ!
そんなN-VANには、ビジネス用途から遊び仕様まで、荷室をカスタマイズできるアクセサリーが多数用意されています。
こちらは自転車仕様。背の高さを活かして自転車をそのまま荷室に入れ、ラゲッジアシストポールを使って自転車を固定できるように。ウエアなどはバックドアにかけられるので着替えも楽にできます。
そして釣り仕様。インナーパイプを使えばルーフにロッドを載せたりベストを掛けておくことが可能。防水タイプのマットをラゲッジに敷くことで、クーラーボックスやランディングネットなど濡れた荷物や汚れた荷物も気兼ねなく積むことができます。
もちろん車中泊仕様もあります。マルチボードでフロアを助手席と同じ高さにして車内で寝やすいように。ボードの下にはシュラフをはじめ、いろいろな荷物を積めるようになっています。外部電源入力キットをつけると電源付きキャンプサイトにある外部電源設備から車内にAC100Vを引き込めます。
ほかにもいろいろなアクセサリーが用意されているので、アイデア次第でクルマを自在にアレンジできますよ。
5. スペーシアギアをさらにアウトドア仕様に
スズキ スペーシアに遊び心を盛り込んだスペーシアギア。
その雰囲気をさらに高めるアクセサリーとして紹介したいのが、ogawaのカータープ(3万9600円)。老舗アウトドアランドが作ったタープだけに使い心地は抜群! スライドドア部とテールゲート部に連結できるので、キャンプサイトに合わせて自由に使えます。
また車内でくつろぎたい人にはバックドアネット(1万6500円)がオススメ。アウトドアで虫の侵入をシャットアウトできるので、ドアを開けたまま昼寝したい時などにも便利です。
本格的な車中泊を楽しむなら、シートの上で寝やすくしてくれるクッション(2万5850円)と、プライバシーシェード(フロント:2万4200円、リア:2万7500円)を。シェードは視界を遮るのはもちろん、サイドガラス用はファスナーが付いているので換気もしやすくなっています。
<文/高橋 満(ブリッジマン)>
高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。
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