■手軽にハイレゾを聴くためのふたつの方法
ハイレゾ音源は192kHz/24bit以上の楽曲データ。これを処理して再生できる対応のコンポや、ポータブルプレーヤーとヘッドホンなどが必要だ。全てを対応製品にしなければならない。
①自宅でスピーカーを通して聴く方法
多くの対応コンポは192kHz/24bit以上のハイレゾ音源をアナログ信号に変換するDAC(Digital to Analog)を搭載する。音楽配信サイトでハイレゾ音源をPCなどから購入したら、USBメモリやSDカードなどを経由させてコンポに取り込んで再生する。
②プレーヤーを使ってヘッドホンで聴く方法
音楽配信サイトでハイレゾ音源を手に入れたら、PCなどを経由させて対応プレーヤーにデータを取り込む。あとは再生して、対応ヘッドホンで聴くだけだ。Android OSを搭載したプレーヤーの中には、音源を直接購入できるものが多く、より簡単だ。
■山本さんが伝授!コスパ最強「アマゾンミュージックHD」活用術
ハイレゾ音源の購入となると、十数曲で3000円以上と言ったコスト面がネックになる。またハイレゾ音源の配信サイトは、クラシックやジャズが中心なのでは、といったイメージも根強い。山本さんによれば、これらの不満を払拭するのがAmazon Music HDだという。
「通常の定額配信よりも若干高いですが、月額2000円以下でCD同等以上の音質の楽曲が6500万曲以上聴き放題です。そのうち数百万曲はハイレゾ音質で、最新ポップスも充実しています」
初月無料などのキャンペーンを常時行なっており、ハイレゾの世界へエントリーするための最も適した音楽配信サービスだと言えるだろう。
■まだまだある!ハイレゾ音源が豊富に揃う音楽配信サイト
▼「mora qualitas」
ソニー・ミュージックエンターテインメントグループが運営。CD音質~96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の楽曲が、月額1980円で聴き放題となるサブスクサービス。
▼「e-onkyo music」
ハイレゾ音源の配信に特化。ジャズやクラシックから最新ヒット曲、アニソンやゲームソングまで揃う。 384kHz/32bitやDSD11.2MHzなどの超高音質音源もラインナップ。
▼「OTOTOY」
アーティストとファンをつなぐことを目的としている。ハイレゾ音源の配信だけでなく、豊富なインタビュー記事などがサイトで読める。インディーズ音源なども豊富に揃う。