夏から秋にかけては台風の季節です。近年は、毎年のように大型台風による被害が出ています。また日本は地震大国。いつ大きな地震が発生するかはわかりません。
そんな非常時に電気確保の手段として便利なのがポータブル電源です。モバイルバッテリーとは違い、コンセントが付いているため、USB給電できない機器でも使える点がメリットになります。
ただし、どんなものにでも給電できるわけではありません。容量が大きいに越したことはありませんが、チェックすべきポイントは「定格出力」。連続して出力できる電力のことで、W(ワット)で表します。例えば最大出力が400Wであっても定格出力が200Wなら、400Wが必要な機器は連続使用できません。
これから冬に向かって寒くなっていきます。冬の非常時に使いたいモノとなると暖房器具が思い浮かびますが、例えばセラミックファンヒーターの場合、弱でも600W程度の消費電力になります。こたつの場合は、一度温まれば強でも200W程度なのですが、温まるまでは600W程度必要です。ホットカーペットの場合は2畳用で300~400W、1畳用で200~300W。ノートPCならかなりのハイスペックでも65WあればOKということを考えると、やはり暖房器具は大きな電力が必要だということがわかります。これらを踏まえた上で選んでみるのもひとつです。
自宅に置いて非常用、またキャンプなどアウトドアでも活躍してくれるポータブル電源。スマホやPCといったデジタル機器であれば、長期間にわたって充電できる点はやはりメリットです。1台持っていれば安心につながります。
また普段から、近くにコンセントがない場所で延長コードではなくポータブル電源を使ってみたりするのもアリ。使っていれば残量が分かるので、いざという時の充電し忘れを防げます。
そんな日常から非常時、アウトドアでも活躍してくれるポータブル電源の最新モデルを定格出力&容量別に5つご紹介します。
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