4K液晶テレビの大本命&2大対抗馬【冬こそ安くて良いモノ】

■対抗馬はソニーと東芝の2シリーズ!

テレビ市場で存在感を増すハイセンスに対して「黙って見ているわけにはいかない」とばかりに意気込むのが、国内メーカーだ。ハイセンスの格安4Kシリーズを強く意識して、価格を抑えたモデルを次々に投入してきている。その多くは、エントリーモデルだからといって画質面を疎かにすることなく、上位機譲りの高画質技術を投入した〝本格仕様”。

中でも、価格と性能のグッドバランスを実現し、ハイセンスの対抗馬として挙げられるのが、ソニーの「ブラビアX8000Hシリーズ」と、東芝「レグザM540Xシリーズ」だ。

「X8000Hシリーズ」は、ブラビアのエントリーライン。55型でも15万円を下回るコストパフォーマンスを実現している。立体音響にも対応し、音も十分に満足できるレベルだろう。

一方の「M540Xシリーズ」は、ネットと連携して高画質処理を行う高画質システム「レグザエンジン」を搭載。シリーズのほとんどが20万円を下回るが、それを感じさせないほど、表示される映像は美しい。

ここに挙げた2シリーズを筆頭に、今後は国内メーカーも格安モデルに力を入れてきそうな模様。格安4Kテレビの熾烈な争いが、今後はさらに激化していくことになりそうだ。

 

▼クラウドサーバーとの連携によってあらゆる映像を高画質で楽しめる!

東芝
「レグザ M540Xシリーズ」(50型/実勢価格:8万8000円前後、55型/実勢価格:13万2000円前後、65型/実勢価格:17万6000円前後、75型/実勢価格:25万 3000円前後)

同社の専用クラウドサーバーと連携して地デジを高画質化する、4K液晶テレビの入門シリーズ。4Kチューナーを2基、地上デジタル放送チューナーを3基内蔵し、単体で録画機能を利用する際にも安心だ。スマートTV機能 “みるコレ” 搭載によるレコメンドも便利。“瞬速ゲームモード” のようなゲーマー向け機能も備える。

▲「レグザエンジンCloud」には、クラウドと連携して高画質処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」を投入。番組個別の映像特性を専用クラウドサーバーから取得し、最適な高画質処理を行う

 

▼ビジュアルとサウンドの両面で驚くほどのハイクオリティ!

ソニー
「ブラビア X8000Hシリーズ」(43型/実勢価格:9万3000円前後、 50型/実勢価格:10万9000円前後、 55型/実勢価格:13万1000円前後、65型/実勢価格:15万8000円前後、75型/実勢価格:27万5000円前後)

4Kブラビアのエントリーシリーズとして人気。自社開発の4K高画質エンジン “HDR X1”と、視野角の広いパネルの合わせ技で、試聴ポジションを問わずに美しい映像を満喫できる。Android TV機能を利用すれば、幅広い映像配信アプリも利用可能。Google アシスタント機能による音声操作も快適で、ネット動画派にオススメ。

▲豊かな色調で、高精細かつ高コントラストな映像を可能にする4K高画質エンジン “HDR X1” を搭載。価格から想像できない、美しい映像を楽しめる。サウンド面では、立体音響技術「Dolby At mos」に対応するなど死角なしだ

※2020年11月6日発売「GoodsPress」12月号掲載記事をもとに構成しています

>> 【特集】冬こそ安くて良いモノ

<文/折原一也>

 

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