ブームを追い風に続々登場した新機軸キャンプギア15選【GP AWARD 2020】

【特集】GP AWARD 2020

既存メーカーは大量に新製品を投入。さらに新ブランドや他分野からの参入が爆増し、道具を選ぶ楽しさが増えた1年。とはいえ似たような道具はおなかいっぱい。ブームにおごらず新機軸を生み出したギアにこそ拍手を送ろう。

 

■意外なキャンプギアがブームに!

アニメやキャンプ好き芸人の活躍によりキャンプ人気は右肩上がりだったが、春のコロナ禍で「密にならないレジャー=アウトドア」という要素が加わり空前のキャンプブームが到来。休日のキャンプ場予約は争奪戦になっている。

「以前はパッと見てどこのテントかわかったけれど、今はひと目見ただけではわからないほど多種多様。自分色を出すために古いモノ・海外製品を求める人が増えたのでしょう。中でも軍用品は野外で使うことを前提としているからアウトドアとの相性がよく、取り入れる人が増えたのも納得です。そこにソロキャンプブームが乗っかってパップテントがヒットしました」

そう話すのはアウトドアコーディネーターの牛田浩一さん。また、キャンプ道具を自宅で使う「#おうちキャンプ」なる言葉も誕生。ローバー型チェアは自宅でインダストリアルやミリタリーな雰囲気を演出するにも好都合だった。

コロナ禍で勝機をつかんだのは幕やファニチャーだけではない。

「ホットサンドメーカーも大ヒット。どこで火がつくかわからない時代です」

アウトドアコーディネーター・牛田浩一さん
株式会社B.O.W代表。アウトドアブランドのPRやマーケティング、撮影コーディネート、イベント運営まで行う「アウトドアの何でも屋」。1年の1/3はフィールドにいる

 

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