■クラシックなアールデコスタイルにアヴァンギャルドな時表示機構を搭載
フランク ミュラー
「ロングアイランド クレイジーアワーズ ジョーカー」(473万円)
1920年代のアールデコスタイルの角型ケースに、大胆にアレンジした独自の「ビザン数字」を配置。クラシック&アヴァンギャルドな「ロングアイランド」に、クレイジーアワーズ機構を搭載している。ケースサイズ45×32.5mm、自動巻き、ホワイトゴールドケース、日常生活防水。
■「時のエンターテインメントを楽しむ」というコンセプトを生み出したフランク・ミュラー
1990年代、世界に“機械式複雑時計ブーム”を起こした天才時計師フランク・ミュラー。彼の業績は超複雑時計だけに留まらない。もうひとつの業績は、遊び心のあるメカニズムで時計の定義を “時を知る道具” から “時を楽しむラグジュアリーアイテム” に変えたこと。その代表作がこの「クレイジーアワーズ」。
普通なら右回りに1から12までひとつずつ大きくなるアワーインデックスの数字の配置が、おかしなことにランダムになっている。毎正時、つまり分針が文字盤を1周して通常の12時位置を示すと、時針がランダムな配置である、次の「時」の数字へと瞬間的にジャンプする。
この「時のエンターテインメントを楽しむ」というコンセプトは、従来の時計師にはなかった画期的なもの。時計の歴史に残る革命だ。
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>
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