■クールなブルーのスケルトン文字盤ムーブメントでメカニズムを細部まで目で楽しめる
ゼニス
「デファイ エル・プリメロ 21 ブルー」(145万2000円)
クロノグラフ機構を作動させると1秒間に1回という「目にも止まらぬ速さ」でクロノグラフ秒針が文字盤を1周。機械式ながら1/100秒単位の精密な時間計測が可能で、ビジュアルでも機能でも他の機械式クログラフにない “スピード感” が楽しめる。COSC認定クロノメーター。ケース径44mm、自動巻き、チタンケース、10気圧防水。
■機械式ながら1/100秒単位で時間計測
「エル・プリメロ」とは、1969年にゼニスが開発した“世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント”のひとつ。毎時3万6000振動で1/10秒単位の時間計測が可能。今なお定番として使われている傑作だ。
2012年、スカイダイバーのフェリックス・バウムガートナーは「レッドブル・ストラトス」という、成層圏から地上までスカイダイビングを行うという人類史上初の冒険にこのムーブメントを搭載したモデルを着用して挑み、3つの世界記録を樹立した。
そして今回紹介する「デファイ エル・プリメロ 21」はその最新進化型。搭載されている「Cal.エル・プリメロ9004」は、時計用の毎時3万6000振動の輪列に加えて、その10倍の36万振動で動くクロノグラフ専用輪列を搭載。
この輪列で、文字盤を1秒で1周するクロノグラフ針を動かし、機械式ながら1/100秒という単位での時間計測を実現している。これぞ21世紀の機械式クロノグラフ、不動の永久定番モデルだ。
※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています
<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>
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