【特集】趣味空間を作る傑作モノ
外出自粛期間中にキャンプ道具を物色するなんて、と負い目を持つ必要はない。“おうちキャンプ”でストレス解消できるうえ、使った道具は防災アイテムにもなる。ソロキャンプデビューに思いを馳せつつ、通販大手のスタッフに必要な道具一式を教えてもらおう。
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昨年の緊急事態宣言以降、ひとり静かに楽しめると注目を集めているソロキャンプ。ソロ向きのキャンプ道具は全般によく売れているそうだが「焚き火人気がすさまじく、火の粉に強いコットンやポリコットンのテントとチェア、そして小型軽量の焚き火台が売れています」と話すのは通販大手、ナチュラムの植村さん。さらに、ミリタリー感のあるデザインも好調だと教えてくれた。
県をまたぐ移動、不要不急の外出は自粛すべきというアウトドア好きには厳しい状況ではあるが、ソロキャンプの道具はコンパクトで自宅に広げてもじゃまにならず、巣ごもり向きだ。
それに、そもそもなにもしない野外で何日も過ごすための道具だから、遊び道具であると同時に、防災アイテムにもなりうる。家族の目が厳しい人も、“みんなのために”という釈明が許される可能性は高い。この退屈な巣ごもり期間を、ソロキャンプデビューに備える最高の時間に変えよう。
ナチュラム商品開発ユニット・長植村圭介さん
2000年より現在まで、いち早くキャンプ用品の通販に取り組んできた「ナチュラム」の企画開発担当。キャンプ用品のトレンドに詳しく、プライベートでもキャンプを楽しんでいる