【特集】再びバイクにハマる理由
ソロでもパーティでも走ることがメインだったツーリングは、デジタルグッズの進化で大きく変化。より手軽かつ高音質なインカムが登場し、道中の会話を楽しみつつ、宿に着いたら撮影動画をみんなでワイワイ楽しんだりと、ただ走るだけでなくバイクをツールに楽しむ方向にシフトしてきているのだ。
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「トイレに行きたい!」「えっ、なに聞こえない」などとヘルメット越しに大声で叫ぶのはもう昔の話。Bluetoothによって格段に進化したインカムで、スマートに会話するのが現代のライダーだ。ビーコムの最新モデル「SBX」は、スマホの音楽やナビの音声も全員で共有でき、電話にも対応。画面がないだけで、機能はクルマの最新インフォテインメントシステムに匹敵する。
また、今どきのツーリングは動画もポイント。ミツバサンコーワのドラレコ「EDR-G」は、前後カメラの映像だけでなく、GPSによって位置や車速なども同時に記録。ビューアソフトで見ればマップと連動し、どこを走ったかも一目瞭然。もしもの備えとしてだけでなく、旅先の宿で仲間と上映会をするなど、ツーリングの思い出を動画で振り返ることができる。
一方、車体にカメラを固定しないで済むウェアラブルカメラも人気。「GoPro HERO」は5K動画が撮影でき、マウントの種類も多いため、ライダー目線やハンドル越しなど、好みの走行動画が撮り放題。それを動画サイトに投稿するといった楽しみ方もできる。ひと昔前は走るだけだったのに「会話」や「動画」が加わり、ツーリングがますます楽しくなっている。
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