【特集】再びバイクにハマる理由
通勤や近所への買い物など、日常のアシとし注目を集めるジャンル“原付二種”。その中で最もアツいのがスクーターだ。ホンダ、ヤマハ、スズキの代表モデルを2車種ずつピックアップし、各車の魅力を知り尽くした青木タカオさんにそれぞれのストロングポイントを解説してもらった。
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■2010年に「PCX」のヒットをきっかけにブームが定着
都市部では“通勤快速”の異名を取るほどの機動力を持ち、幅広い層に重宝される原付二種のスクーターたち。ひと昔前は、“原二ブーム”とひとくくりにされ、高校生や主婦がメイン層だったが、近年は変わりつつある。
法定速度60km/hで二段階右折が不要、ふたり乗りもOKと原付一種のような厳格な縛りがなく、クルマや軽二輪以上のバイクと同じように走れることが人気の理由だ。
“原二ブーム”の火付け役となったのが、2010年に登場したホンダの「PCX」。アイドリングストップ機構やワンランク上の安定感をもたらす前後14インチホイールを装備し、当初はトゥーマッチと考えられていたが、発売と当時に大ヒット。ブームが定番となった現在も原二市場を牽引している。
とはいえ、ヤマハやスズキも黙っておらず、魅力的な原二を数多くリリースしており、何を重視するかでベストは変わってくる。ここで紹介しているバイクはどれを選んでも失敗はないが、より自分に合った一台を選ぶためにもぜひチェックして最高の一台を手に入れて欲しい。
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