【特集】いま買うべきキャンプギア
手軽さを追求するならガスバーナーだが、渋いアルコールも捨てがたい。ワイルドな焚き火はスタイルもサイズも豊富にある。どれを選ぶか存分に悩もう。
* * *
アウトドアめしの成否を司るのが熱源だ。いろいろな燃料の火器があるが、もっとも手軽なのがガス仕様。それもCB缶仕様なら居酒屋の鍋料理で使っているコンロと操作性はほぼ同じ。キャンプビギナーでも戸惑うことなく扱える。
一方、OD缶は火力が安定感するし、コンパクトに収まるのでよりアクティブに活動したい人向きだ。どちらもOリングの確認くらいで難しいメンテナンスは特にない。
液体燃料はアルコールストーブをのぞき、着火の手間がかかるものの、どれもランニングコストがすこぶる低くて、低温時にも強い。どこの国でも燃料が手に入るため海外キャンプ旅向きだったが、最近は燃料を抜いただけでは飛行機に持ち込めなくなったのが残念。
ガソリンや灯油を使う火器は定期的にメンテナンスを行わないと不具合が発生するが、分解・洗浄が苦にならない人であれば、自分が使った道具を子や孫へプレゼントするのも夢ではない。
木炭、薪は手に入れやすく、キャンプらしい熱源だ。雨の日や寒い日は多少手間どるが、それもまたいい経験となるだろう。固形燃料と成形炭はそのまま熱源として使えるし、着火剤として手に入れておくと心にゆとりができる。
- 1
- 2