■キャンプは“旅”のひとつの手段
子どもが歩き出すころからいっしょに全国でキャンプを楽しんでいる猪俣さん父子。「フリーランスなので息子の都合と合わせやすいんです。息子がロケットを見たいというから種子島でキャンプを計画したんですが、発射が決まるのは直前で。急な出発でドタバタでしたが思い出深いものになりました。妻は会社員なので留守番。安全対策を徹底することで妻の理解を得ています」
救急セットやポイズンリムーバー、冬の薪ストーブ使用時は一酸化炭素チェッカーが欠かせないという。
「息子はまだチェアの組み立てやペグ打ちしかできないので道具はなるべく軽く、簡単に組み立てられるモノを選んでいます」
テントほか軽量な道具は高価なものが多いと嘆くが、長く使えるモノを選べば結局オトクでもある。
「基本はクルマ移動ですが、息子は電車好きなので、電車に乗れると言うとパックラフト&キャンプや流氷キャンプに付き合ってくれます。僕はキャンプが好きで道具を集めましたが、息子にとってキャンプは大好きな電車に乗るための手段。キャンプが目的であるだけでなく、旅のひとつの手段でもあるということを教えてもらいました」
猪俣慎吾さん・たっちゃん
フォトグラファー、キャンプコーディネーター。休日には息子、たっちゃんとともにキャンプを楽しむ日々。「5〜6時間の長距離ドライブでも飽きない子なのでどこにでも行けます。今年小学校入学なので、思い立った日に出発できなくなるのが残念」
■猪俣さん親子のキャンプギア
■猪俣さんが狙っているモノ
カモック
「サンダ 2.0」(7万6780円)
テントにもなるハンモック。「大型のハンモックテントを持っていますが、これは木がない場所では自立させられるのがいい。子どもと使う分にちょうどいい大きさです」
ユニフレーム
「UFペレットストーブ」(4万9900円)
燃焼時の煙やにおいがほとんどない木質ペレットを使うストーブ。「薪よりも保管場所に困らず、灰の量が少ないので後片付けが簡単にできそう。気になります」
2021年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています
<文/大森弘恵 写真/猪俣慎吾>
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