車中泊で息抜き&リモートワークな快適クルマ旅!<愛用ギア探訪③>【いま買うべきキャンプギア】

■車中泊するならマットは専用設計のもので!

「若かりし頃はスキーブームの真っ只中。車内で仮眠をとってスキーを楽しむのが、私の車中泊キャンプの原点です。今ではどこでもクルマで出かけ、キャンプ場やRVパークで車中泊。気に入った場所でテーブルを広げ、息抜きを兼ねて仕事もしています。今でいうワーケーションのはしりですね」

そう教えてくれたのは本邦初の車中泊専門誌、カーネル編集長・大橋保之さんだ。

「車中泊三種の神器は、マット・シェード・寝袋。寝袋はキャンプ用でいいんですが、マットは車中泊専用設計のほうが厚みも幅も扱いやすいかな。テント泊と共用するなら厚み10cm以上のものがいいですよ」

社用車はライトキャンパーで、マイカーには車中泊マットを装備。脚を畳んだ小さなテーブルを置いて、カップなどの小物置き場にしている。

「職業病なのか、車内の幅・奥行きを測らずにはいられないので巻き尺を準備。水平を確かめる水平器もポケットに忍ばせています。車中泊は脚がむくみやすいので、電源が確保できるなら脚のマッサージャーもおすすめです」

大橋保之さん
クルマ雑誌、登山雑誌を経て、現在は『カーネル』編集長として安心・快適な車中泊を提案。アウトドアWEBメディア『SOTOBIRA』、キャンプ雑誌『GARVY』の編集など、旅がテーマの出版社、カーネル株式会社代表でもある

 

 

■大橋さんのキャンプギア

▲①ラチタ エナーボックス01とソーラーパネル ②コールマンの封筒型寝袋 ③オンリースタイルの車中泊専用マット ④ホグロフスのザック ⑤クッカー ⑥クリーンカンティーン パイントカップ ⑦救急セット ⑧巻き尺 ⑨SOTO マイクロレギュレーターストーブ ⑩モンベルとファイントラックのタオル ⑪アイマスク ⑫水平器 ⑬カトラリー ⑭ブラックダイヤモンド オービット ⑮モンベル ヘッドライト ⑯コールマンのチェア ⑰大小テーブル ⑱着圧ソックス ⑲アイズのシェード

▲アイズのシェードは車種別設計で小窓までカバーできるため、冷気や熱気、日差しが入りづらく、視線も遮断してくれる。吸盤は小型だが、吸い付きやすく取り外しやすい

▲オンリースタイルの車中泊専用マットは必需品。「小型化が進むポータブル電源はパソコンやスマホの充電はもちろん、フットマッサージャーも使えるので出動率が高いギアです」

 

■大橋さんが狙っているモノ

モンベル
「ムーンライト キャビン4」(9万7900円)

ムーンライトテントをふたつ並べたような2ルームテント。「山岳用ソロテントは持っていますが、家族と過ごすテントがなくて。ムーンライトテントには馴染みがあり、扱いやすそう」

イワタニ
「カセットガス テーブルトップ BBQこんろ“フラットツイン・S”」(実勢価格:1万9400円前後)

CB缶を2本装着するツーバーナーで、屋内/屋外兼用タイプ。別売のグリルプレートや網焼きプレートを装着すれば、手軽にBBQができることも大きなメリット。

2021年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています

>> 【特集】いま買うべきキャンプギア

<文/大森弘恵 写真/猪俣慎吾>

 

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