「カーキ」が付いたカラーがあるクルマを大捜索!

■希少色だけれど絶対に見つけたい! 中古車で探すカーキ色

▼日産 エクストレイル(2代目)<ヒマラヤンカーキ>

現行型がスタイリッシュなイメージを押し出した都市型SUVなのに対し、初代と2代目は遊びにガンガン使えるタフギアであることをアピールしたエクストレイル。

そんな2代目(T31型)には、ヒマラヤンカーキという色が設定されていました。この色は不人気だったため、現在中古車として流通しているのは20台程度。しかし、タフなエクストレイルのイメージをもっとも端的に表現したカラーとしてマニアの間で人気があります。フォグランプが内蔵されたハイパールーフレール付きのものなら、エクストレイルらしさは一層際立つはず。

また、現行型(T32型)にもかつてチタニウムカーキというボディカラーが設定されていました。現行型エクストレイルの中古車は3000台以上流通していますが、このカラーは130台程度しかない希少色です。

 

▼スバル XV(初代)<デザートカーキ>

クールグレーカーキというブルーがかったカーキ色が設定されている現行型XVに対し、先代XV(インプレッサXV)ではデザートカーキというボディカラーが用意されました。“砂漠”という名前が与えられたこのカラーは、2012年12月に行われたオートカラーアウォード2013でグランプリを受賞。

デザートカーキはイメージカラーだったタンジェリンオレンジとともにXV専用色として用意されたもので、王道のカーキ色は、小さくても抑揚のあるXVのデザインにハマっています。

デザートカーキも中古車は20台程度しか流通していません。探すのはやや苦労するかもしれないですが、色にこだわりたい人はじっくり探してみてください。

 

■“カーキ”というネーミングではないけれど注目したい2モデル

▼トヨタ ハイラックス <オキサイドブロンズメタリック>

2020年8月のマイナーチェンジで大型の台形グリルが装着され、タフさがアップしたハイラックス。このタイミングで追加されたオキサイドブロンズメタリックはくすんだ淡いグリーン系のメタリックで、荒野を連想させるハイラックスらしいカラーです。

荷台にキャンパーシェルを積載したり、キャノピー+ルーフテントでオーバーランドスタイルにしたり…。ハイラックスらしいヘビーデューティさを引き立ててくれるカラーです。

 

▼ランドローバー ディフェンダー <バンゲアグリーン>

1948年に登場したシリーズIから実に71年ぶりにフルモデルチェンジしたディフェンダー。5ドアの110に加え、3ドアの90も上陸を果たし、またディーゼル車も導入されたことで、納車にかなりの時間を要する状態になっている新型ディフェンダー。

イメージカラーは2億5000万年前に出現した超大陸の名がつけられたパンゲアグリーン。カーキとは少し違いますが、ディフェンダーらしいタフでありながら上質さを感じるカラーです。

また、同じく超大陸から名前がとられたゴンドワナストーンも魅力的なカラーです。カーキ感を醸し出しながら、光の当たり方によってカッパーにもゴールドにも見える絶妙な色合いは、荒野に自然に溶け込みます。

ディフェンダーは、インテリアカラーで文字通りカーキを設定。シート、インパネ、ドアトリムなどがミリタリー色が強いくすんだグリーン系になります。

 

<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。

 

 

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