街乗りにもツーリングにもちょうどいい!注目度上昇中のスクランブラーバイク6選

1. トライアンフ「STREET SCRAMBLER」「SCRAMBLER 1200」

スクランブラーモデルが充実している名門メーカー、トライアンフ。900ccの「STREET SCRAMBLER」と1200ccの「SCRAMBLER 1200」をラインナップしています。どちらもエンジンは水冷の直列2気筒ですが、空冷エンジンのようなフィンが刻まれ、往年のバーチカルツインのような雰囲気。「STREET SCRAMBLER」はその名の通りストリート向けの足回りですが、「SCRAMBLER 1200」にはオフロードマシン並のストロークを持つ倒立サスペンションを装備し、よりハードなオフロード走行にも対応した「XE」というグレードも用意されています。

「STREET SCRAMBLER」
ボディサイズ:W835×H1180mm
車両重量:223kg
エンジン:900cc 水冷2気筒 SOHC8バルブ
トランスミッション:6速MT
最高出力:65馬力/7250回転
最大トルク:80Nm/3250回転
価格:131万円

「SCRAMBLER 1200XC/XE」
ボディサイズ:W840×H1200mm/W900×H1250mm
車両重量:231kg
エンジン:1200cc 水冷2気筒 SOHC8バルブ
トランスミッション:5速MT
最高出力:90馬力/7250回転
最大トルク:110Nm/4500回転
価格:192万1900円/205万6400円

 

2. ドゥカティ「Scrambler NIGHT SHIFT」「Scrambler Desert Sled」

2015年に発売した「Scrambler ICON」を皮切りに、現行では9モデルの「Scramblerシリーズ」をラインナップしているドゥカティ。1960〜70年代に製造していた同名のシリーズを復活させたかたちです。エンジンはドゥカティの代名詞的な存在であるL型で、排気量は1079ccの「1100PRO」グレードから、普通二輪免許でも乗れる399ccの「Sixty2」まで幅広く揃っていますが、中核となるのは空冷の803cc。最新モデルの「NIGHT SHIFT」は幅広のフラットバーにスポークホイール、ダート走行も視野に入れたタイヤを装備しています。また、本格的なオフロード走行をイメージさせる「Desert Sled」というモデルもラインナップされています。

「Scrambler NIGHT SHIFT」
ボディサイズ:L2100-2165×W865×H1060mm
車両重量:196kg
エンジン:803cc 空冷L型2気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:73馬力/8250回転
最大トルク:66.2Nm/5750回転
価格:134万9000円

「Scrambler Desert Sled」
ボディサイズ:L2100-2165×W940×H1213mm
車両重量:209kg
エンジン:803cc 空冷L型2気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:73馬力/8250回転
最大トルク:66.2Nm/5750回転
価格:147万9000円

 

3. BMW「R nineT Scrambler」

BMWのアイコンである空冷の水平対向エンジンを搭載し人気の高い「R nineT」シリーズにも、スクランブラーの名を冠したモデルがラインナップされています。2本出しのマフラーに幅広のハンドルというスクランブラーの文脈を押さえたスタイルだけでなく、走行モードも滑りやすい路面に対応した「ダートモード」を備えるなど、オフロード走行にも対応しています。

「R nineT Scrambler」
ボディサイズ:L2110-2175×W870×H1120-1175mm
車両重量:224kg
エンジン:1169cc 空冷水平対向2気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:109馬力/7250回転
最大トルク:116Nm/6000回転
価格:202万7000円

 

4. ファンティック「CABALLERO Scrambler」

イタリアの老舗メーカー・ファンティックがリリースするスクランブラーがこちら。水冷単気筒のエンジンは125ccと250cc、500ccと3種類が選べますが、車体設計は基本的に共通です。クラシカルな雰囲気のデザインですが、足回りは倒立のフロントフォークにモノショックと現代的なもの。ただ、ホイール径は前19インチ、後17インチで荒れた路面や未舗装路でも高い走破性を発揮します。

「CABALLERO Scrambler 125/250/500」
ボディサイズ:L2166×W820×H1135mm
車両重量:130kg/140kg/150kg
エンジン:124.45cc/249.6cc/449cc 水冷単気筒SOHC
トランスミッション:6速MT
最高出力:-/25馬力/40馬力
最大トルク:-/22Nm/43Nm
価格:85万8000円/91万円/116万6000円

 

5. ハスクバーナ「Svartpilen125/250/401」

スクランブラーを名乗ってはいませんが、その流れに属するのがハスクバーナの「Svartpilen(スヴァルトピレン)」シリーズ。マフラーこそダウンタイプですが、アップライトなハンドルにダート走行も視野に入れたタイヤを履いた車体構成は、スクランブラーの名にふさわしいものです。排気量は125ccと250cc、373ccの3種類。倒立式のフロントフォークを装備した足回りと、トレリスフレームの組み合わせで、キビキビしたハンドリングが味わえます。

「Svartpilen125/250/401」
ボディサイズ:L-×W-×H-mm
車両重量:146kg/153kg/152kg
エンジン:125cc/248.8cc/373cc 水冷単気筒SOHC
トランスミッション:6速MT
最高出力:11kW/23kW/32kW
最大トルク:-
価格:56万9000円/64万9000円/75万9000円

 

6. SWM「OUTLAW 125」

原付二種ながら、2本出しのアップマフラーとブロックタイヤを装備し、本格的なスクランブラースタイルを実現しているのがSWMの「OUTLAW 125」。聞き慣れないブランド名ですが、1971年にイタリアで創業し、オフロードレースで活躍してきたメーカーです。そのノウハウを活かした車体は、長めのホイールベースでダートでも安定した走破性を実現。購入しやすい価格も魅力のひとつでしょう。

「OUTLAW 125」
ボディサイズ:L2040×W865×H1330mm
車両重量:130kg
エンジン:124.7cc 水冷単気筒DOHC
トランスミッション:6速MT
最高出力:11kW/10500回転
最大トルク:11Nm/7000回転
価格:55万円

 

<文/増谷茂樹

増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。

 

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