【特集】ニューノーマル家電
空気の質に対する急速な意識の高まりから、「換気」の重要性が改めて注目されている。ウイルスを意識しながら生活する日々となり、エアコン選びの基準も徐々に変化。以前より、多少高価でも換気機能や清潔性を保てる機能を重視して製品選びをする人が増加している。
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■購入する際は設置場所を要チェック!
これまでは気流制御機能や省エネ性能を判断基準にエアコンを選ぶ人が大半だったが、今はプラス機能として「空気環境を清潔に保てる」エアコンに人気が集まっている。そういった付加機能が搭載されたエアコンは高額だが、20万円以上のエアコンが今はよく売れている。
現在はコロナウイルスの家庭内感染を防ぐため、こまめな換気が推奨されている。そんな状況で特に注目されたのが、ダイキンの「うるさらX」だ。換気しながら加湿・暖房できる唯一のエアコンで、ニューノーマル時代にふさわしい製品と言えるだろう。
また、空気清浄機能や内部まで清潔性を保てるエアコンも続々登場し、売上げも伸びている。購入する際に気を付けて欲しいのは、設置場所の確認だ。
人気の自動掃除機能付きの室内機はサイズが大きめなので、これまで取り付けていた場所に入らない場合がある。室外機も設置場所の左右と奥行きにスペースが必要となるので、注意したい。
また、壁面取り付け、コンセント新設、配管延長、電源の100Vから200Vへの切り換えなどを行う場合は追加料金がかかる。エアコンは工事が必要となる家電なので、不安がある場合は購入する前に窓口で相談してほしい。
家電プロレビュアー・石井和美さん
家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター
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