6. カワサキ「Z1000」
伝統ある「Z」の名を受け継ぐモデルですが、スタイルはかなり先進的で迫力を感じるもの。エンジンは低回転での加速力を重視したセッティングで、左右両側出しで4つの排気口からは迫力あるエキゾーストノートを奏でます。サスペンションはハードさと乗り心地を両立していて、フロントにはSHOWA製SFF-BPを採用。リアサスペンションは水平に配置して排気熱からの影響を抑制しています。男っぽいスタイルを好むなら、こちらのマシンがおすすめです。
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2050×W790×H1055mm
車両重量:220kg
エンジン:1043cc 水冷並列4気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:141馬力/10000回転
最大トルク:111Nm/7300回転
価格:171万1500円
7. ホンダ「CB1000R」
スポーツネイキッドに分類される車種ですが、薄型のLEDヘッドライトや切れ上がったコンパクトなテール、片持ちのスイングアームなどはストリートファイターの要素を強く感じさせるスタイルです。エンジンは中低速のトルクと加速性能を重視したセッティングで、ライダーに聴かせることを重視した吸排気音とともに気分を高めてくれます。スーパースポーツとは一味違った操る楽しさを感じさせてくれるマシンと言えるでしょう。
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2120×W790×H1090mm
車両重量:213kg
エンジン:998cc 水冷並列4気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:145馬力/10500回転
最大トルク:104Nm/8250回転
価格:167万900円
8. ヤマハ「MT-03」
ヤマハの人気モデルである「MT」シリーズの、普通自動二輪免許で乗れるマシン。排気量250ccの「MT-25」と排気量以外は同一ですが、おすすめしたいのは排気量320ccの「MT-03」のほう。最高出力が7馬力、最大トルクが6Nm大きいので、レーサーレプリカの動力性能を知るライダーもこちらなら満足できるはず。迫力あるスタイルはクラスを超えたもので、ルックスでも大排気量車に見劣りしません。
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2090×W755×H1070mm
車両重量:169kg
エンジン:320cc 水冷並列2気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:42馬力/10750回転
最大トルク:29Nm/9000回転
価格:65万4500円
9. カワサキ「Z400」
「Z」シリーズにも普通自動二輪免許で乗れるモデルが用意されています。アップライトなハンドルとフロントフェイス、コンパクトなテールカウルはシリーズのイメージを受け継ぐもの。低回転から力強いトルクを発揮しながら、高回転までスムーズにフケ上がるエンジンは、このクラスは2気筒で十分という昔から言われている言葉を思い起こさせます。軽量な車体と相まって、タイトなワインディングでは大排気量車を追い回せる性能を発揮します。
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L1990×W800×H1055mm
車両重量:166kg
エンジン:399cc 水冷並列2気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:48馬力/10000回転
最大トルク:38Nm/8000回転
価格:68万2000円
10. KTM「390 DUKE」
単気筒の373ccというエンジンながら、高い動力性能を発揮するモデル。それもそのはず、KTMは元々は高性能なオフロードマシンを得意とするメーカー。単気筒なハイパワーマシンは得意中の得意なのです。鋼管パイプを組み合わせたフレームの車体は、軽量で取り回しが良いだけでなく、見た目もアグレッシブ。WP製の前後サスペンションもハイレベルの走りを実現してくれます。
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L2120×W790×H1090mm
車両重量:153kg
エンジン:373.2cc 水冷単気筒
トランスミッション:6速MT
最高出力:44馬力/9000回転
最大トルク:37Nm/7000回転
価格:72万9000円
<文/増谷茂樹>
増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。
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