【覚えておきたい基本設定知識】
<ポイント①>
ホワイトバランスをとる
人の目はどんな光源でも白は白と認識するが、カメラの場合は光源の色温度によって色被りが起こり、実際の色と違って映ることがある。そこで補正が必要で、調整を行うのがホワイトバランスだ。カメラにプリセット機能を使う方法と、カスタムで調整する方法がある。
<ポイント②>
シャッタースピードを決める
動画でも写真と同じようにシャッタースピードを上げると取り込める光量が少なくなり、遅くすると反対に多くなって動画の見え方が変わってくる。一般的にフレームレート(fps)の「1/2倍秒」、つまり30fpsならば「1/60秒」が最適で自然な動画が撮影できる。
<ポイント③>
明るさ(F値)を調整する
レンズを通して、センサーに入ってくる光の量を調整すること。オートは楽だが、遠近が均一的な平凡な画になってしまう。F値は小さいほどバックのボケ感などを出して、立体的な映像が撮れるのでISO感(光をカメラ内でどれだけ増幅させるか)との組み合わせで調整する。
<ポイント④>
フレームレート(fps)を調整する
1秒間に撮れるコマ数。数値が高くなるとコマ数が増え、スロー再生時の動きが滑らかになるがデータ量が大きくなる。通常再生で映画的な雰囲気を出したければ、あえて24fpsで撮影しても面白い。カメラのキタムラでは、こうした撮影のコツを動画配信もしている。
※画面はカメラのキタムラYouTubeチャンネルより
新宿 北村写真機店
カメラのキタムラが、「写真のある豊かな生活」をコンセプトに、2020年7月にオープンさせた、おしゃれなカメラショップ。最新機種からヴィンテージまで、様々なカメラに出会うことができる。
※2021年7月6日発売「GoodsPress」8.9月合併号60-61ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/松尾直俊 撮影/増本雅人>
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