【趣味時間最強ベストギア】
かつてイエナカにおいては、本格的なシアタールームなどでしかお目にかかれなかったプロジェクター。しかし、ネット接続機能によって映像配信サービスを気軽に楽しめるようになった最新モデルは、大画面ならではの迫力ある映像を、誰もが気軽に堪能できるようになった。そんな最新プロジェクターの魅力を、音と映像のプロが解説する。
* * *
ひと昔前までは、ホームシアターセットを組んでいる家庭などでしかお目にかかれなかったプロジェクター。それがここへ来て、身近な存在となり始めた。その要因について、折原さんはこう分析する。
「Wi-Fiなどのネット接続機能を搭載するモデルが増えたこと。また、YouTubeやNetflixといったオンラインでのコンテンツ配信サービスが充実したこと。このふたつが今のプロジェクター人気を後押ししています」
そうした中、プロジェクター自体のコンセプトにも変化が見られると、折原さんは続ける。
「かつてはひたすら高画質を追求したストイックなモデルが多かったですね。でも最新機種はネットコンテンツにフォーカスしていることもあり、画質が4K対応ではなかったり、スクリーンではなく自宅の白い壁に映し出すことを想定したりと、カジュアル仕様も増えています」
もちろん、4K対応の高画質機も充実。今や最新プロジェクターは、好みや用途に合わせて選べる映像ハードとなっている。
オーディオ・ビジュアルライター
折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などでトレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務めている
【次ページ】高音質や手軽さなど個性あふれるプロジェクター7選▶
- 1
- 2